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月と詐欺師(上) (講談社文庫)

月と詐欺師(上) (講談社文庫)

月と詐欺師(上) (講談社文庫)

作家
赤井三尋
出版社
講談社
発売日
2013-08-09
ISBN
9784062776202
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月と詐欺師(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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アッシュ姉

舞台は戦前の大阪。新興財閥の当主を破滅させるべく、壮大な詐欺を仕掛ける。敵討ちを誓う青年に詐欺グループが力を貸すのだが、重苦しさや悲壮感はまったくなく、コミカルな会話でテンポよく繰り広げられていく。個性豊かで魅力的な詐欺師たち、ターゲットは冷酷非情で慇懃無礼な財閥当主。勧善懲悪を期待する流れで、日曜劇場でドラマ化されそうな雰囲気。下巻へ。

2017/07/10

夜長月🌙

痛快なコンゲームのはじまり、はじまり。両親と姉を自殺に追い込んだ相手を人生の破滅に追い込むには……。嵌めるために集まった詐欺師のプロフェッショナル。異能の集団は爽快、鮮やかでスパイの活躍を描いた「ジョーカーゲーム」を思い出します。彼らに肩入れして自然と没入していきます。うまくいったら一緒に祝杯をあげたい。

2020/03/26

五右衛門

上巻読了。まだそれほどの動きが無く登場人物の紹介エピソード編の模様。灘尾社長(と妻)、悪いな~!自己中にもほどがある!やっつけたれ!と思いながら下巻へいきます。時代背景と当時の大阪船場辺りでの出来事なので・・・そう言えば家のばーちゃん三和銀行でタイピストの仕事してたって、ばーちゃんの姉-ちゃん船場の呉服屋さんに奉公にあがってたって!まさにこの時代ドンピシャ 楽しみになってきた。

2018/03/22

siro

「翳りゆく夏」が面白かったので、他も読みたいと思っていた作家さん。家族の復讐を誓う俊介に「殺すな、かたきは取ってやる」と集まった詐欺師たち。役者も揃い面白くなってきた!

2018/04/17

RIN

戦前の大阪を舞台に金持ちに騙されて全てを失った青年が復讐を企てるというお話。著者がフジテレビにお勤めのせいか(笑)昼ドラか韓国ドラマみたい(どっちも観たことないからイメージですが^^;)。価値観や心情の動きがステレオタイプだけにわかりやすい起伏と濃淡を描きながら話がすいすいと進む。ページターナーぶりは健在。他の作品から察するに少し昏めの人物描写が著者の特徴で、やたら持てる者(財産でも美貌でも才能でも)への怨みが透けて見えるところがやや苦手だったのだが、不穏な時代の雰囲気がよくマッチしている。下巻も楽しみ。

2015/02/09

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