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遠き落日(上) (講談社文庫)

遠き落日(上) (講談社文庫)

遠き落日(上) (講談社文庫)

作家
渡辺淳一
出版社
講談社
発売日
2013-12-13
ISBN
9784062776950
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遠き落日(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ビィーン

公平な視点で野口英世の偽らざる生の姿を描く。野口は今ほど環境の整備されていない明治時代に何の業績もなく単身渡米し、助手以下の単なる雑用係からスター研究員にのし上がっていく。現代人でもこれは真似できる事ではない。金にだらしなく人として最低な反面、寝る間を惜しむほどの驚異的な集中力と他者が根負けするほどの自己主張の激しさでパワフルに前進していく。そして金をむしり取られた支援者も、他者を圧倒する彼の魅力に憑りつかれて何度も金を工面してしまうのだ。下巻も楽しみ。

2019/04/27

しゃん

長らく積読状態であったこの本を読む。以前、劇場で観た同名の映画は野口英世の母シカをメインに描いていたという記憶であるが、本書は英世自身を中心に描く。子どもの時に読んだ英世の伝記では描かれていなかった英世の浪費癖、放蕩、自己顕示欲などには驚きとともに、私がこれまで持っていた英世像に変容を迫られた。しかし、それでも憎めない英世がそこにいて、これから彼がどんな活躍をするのか、下巻に進むのが楽しみである。それにしても、自らの財産を形に取るまで物心ともに英世を支え続けた血脇守之助など、明治人の大きさには圧倒される。

2020/05/05

金吾

伝記であるが、主人公に過剰な感情移入していないところが良かったです。しかし余りにも人格破綻しているように思われる部分は辟易しました。ただここまで身勝手で、一点集中の才能がなければあの境遇から業績をあげられなかったのだろうということは感じました。

2020/04/08

to boy

二十数年ぶりの再読。これがあの有名な英世でなかったらぶんなぐってやりたいような性格。旅費として借りた金を遊蕩で使い果たし、また借金を申し出るその神経が理解できない。貧しい家から世に出るにはこれくらいの図々しさと集中力が無いと無理だったのか。母親のシカがなんとも可哀そう。上巻の後半、ようやく先が見えてきた英世がどのようにして世界的なドクターになっていくのか、下巻が楽しみ。

2018/12/06

えと

野口英世。子どものころのイメージがガラガラガラっと崩れました。ものっすごい借金魔で、平気で返さない、その上また同じ人に平気で無心できる人。それも何人も!呆れてしまいました。そして、その使い道が…結構な額を吉原で使ってます。こんな借金魔をお札にしてよいのか?とまで、思いました。アメリカに渡ってからの「研究者」としての英世には若干ワクワクしてきました。日本で大分世話をした(お金を貸した)人が、物心ついた息子に言った一言「男にだけは惚れるなよ」下巻が楽しみです。

2014/02/20

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