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部屋 上・インサイド (講談社文庫)

部屋 上・インサイド (講談社文庫)

部屋 上・インサイド (講談社文庫)

作家
エマ・ドナヒュー
土屋京子
出版社
講談社
発売日
2014-01-15
ISBN
9784062777391
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部屋 上・インサイド (講談社文庫) / 感想・レビュー

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かんやん

秀逸な設定(母と子が部屋の中で過ごす)とユニークなナラティブ(五歳になったばかりの息子の視点で語られる)、そして鮮やかな展開。狭い部屋が二人の世界で、遊びや勉強で毎日が楽しく過ぎてゆくが、母はずっと嘘をつき続けてきた…。築き上げてきた世界の崩壊を前に、動揺しつつ世界を学び直そうとする息子。ちょっと涙なしに読めない。数年前に映画を観て、ずっと気になっていた原作。結末を知っているはずなのに、手に汗握る。

2022/01/20

とても面白かったです。5歳のジャックが主人公で、ジャックの視点で彼とママの《へや》での生活が語られます。監禁されている中で子どもを産み、育てているママの強さと愛の深さが素敵でした。《へや》の外にあるものを、それは《テレビ》でしょ?というジャックに衝撃を覚えます。第三章からの展開は手に汗を握りました。下巻も楽しみです。

2016/01/23

なるみ(旧Narumi)

先日王様のブランチにて本書を原作とした映画が紹介されていたのをきっかけに原作を借りてみました。一気に読ませてくれます。5歳の主人公ジャックの目線で語られていて、和訳も私が永らく苦手な和訳らしい日本語の使い方ではなく、ジャックらしさが読み手にもわかるような和訳でひきこまれました。下巻へGO!

2016/01/30

アズマ

文庫版で再読です。子供目線で部屋が当たり前として語られている所が余計に辛く感じました。

2019/12/04

メルル

ジャックは「部屋」で五歳の誕生日をママと祝った。二人の不思議な生活から何が起きているのか少しずつ理解できる。ジャックのあどけなさとママの緊張感。ラストは祈るような気持ちで読んでいた。ママが小さな我が子に託さなければならなかったギリギリの精神状態を思うと本当に辛かった。下巻へ。

2019/04/04

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