永遠に生きる犬 ニューヨーク チョビ物語 (講談社文庫)
永遠に生きる犬 ニューヨーク チョビ物語 (講談社文庫) / 感想・レビュー
mr.lupin
竹内玲子さんのニューヨークでのハスキーの愛犬チョビとの出会いから最後の別れまでを面白おかしく綴ったエッセイ。もちろん最後の別れは読んでいても辛かったけど、別れがくるのは避けることができない運命であるとはわかっていても悲しい話だった。でもチョビはこれ以上ないって言う位リンコさんからたくさんの愛情をもらったんだから幸せだったんだろうな。☆☆☆☆☆
2018/07/09
KAZOO
ニューヨークに住む作者が、ある日シベリアン・ハスキーの子供を購入してそれからの生活が綴られています。コミックの「動物のお医者さん」のファンであった作者はその主人公と同じ名前を付けます。私も好きだったのでよくわかりますがまさにコミックのような感じの話があったりして笑ってしまいました。16年以上も一緒に生きて最後はなくなってしまいますがそれまでの面白い日々が綴られています。大型犬にしては長いきで天寿まっとうですね。
2015/04/22
アーちゃん
図書館本。いつも行く公民館の図書室にディスプレイされていた表紙を見て衝動借りしました。ハスキー犬で名前がチョビでしかも女の子。やはりこの名前が一番しっくりくるのでしょうね。16歳という犬にしては大往生という年齢を全うできたのも、著者の愛情と献身的な世話の賜物だと思います。惜しむらくは、友人のフンフン君に引き取ってもらった猫のハナちゃんのその後がなかった事。チョビがメインテーマなので仕方がないのですが、できればそちらについても書いて欲しかったと思います。
2016/12/06
吉日なり
文体はまるで違うのに、いい意味で「猫にかまけて」の町田康さんの女性版?と思っちゃいました。飼い犬チョビにまつわる悲喜こもごもの生活が鮮やかに描かれているだけでなく、そのひとコマひとコマの客観性、感情のひだを深いのにいたってカジュアルな文体で表現していて読み易かったです♪実は我が家のワンコも今月癌を宣告されたもので身につまされる部分もあり、最後の5,60ページは涙々でした(T.T)
2015/03/15
あいぎす
駅の本屋でたまたま目にはいった、というより表紙を見て(動物のお医者さんの)チョビ?と思った。実際にチョビ物語と書いてあるとは。著者もチョビに似ていることからチョビと名づけたようだ。 内容はペットの一生。すべてのペットを愛する人に読んでほしい。実家に12歳になる犬がいるがこの先に絶対訪れる別れに耐えられるのか、その前に苦しみながら通院や面倒を見る場面が来るかもしれない。 320ページ「明日どうなるかわからないけど、とりあえず今日は幸せ」が心にあれば乗り越えられる気がする。 また実家に帰って愛犬と遊ぼう。
2015/06/07
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