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新装版 捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)

新装版 捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)

新装版 捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)

作家
隆慶一郎
出版社
講談社
発売日
2015-04-15
ISBN
9784062779975
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新装版 捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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goro@80.7

再読了。家康に「捨てよ」と言われた鬼っ子忠輝。異能の子として片鱗を見せ始める。忠輝に期待を寄せる大久保長安、隆作品に通底する「道々の者」など見せる読ませる。凛々しく育つ姿にこちらも肩入れしてしまう忠輝がいとおしい。そして好かれればまた憎む者もあり、秀忠と柳生の影。どうなる忠輝!いざ中巻へ。

2020/05/08

ちゃいろ子

初 隆慶一郎さん。 とても面白かった! 徳川家康の六男として産まれるが 鬼っこだと嫌われ遠ざけられて育つ。 他の兄弟と比べてもはっきりと差別され不遇な少年時代を送るが、そんな中でもずば抜けた身体能力を発揮して周囲の人間を驚かせる。 また、人間的にも粗野で乱暴に見えて実は根っこの部分は素直で優しく、人を魅了せずにはいられない忠輝。 損得抜きで彼を支えようとする人たちにも恵まれるのだが、そんな彼を利用しようという人間もいて。 そりゃあこんな魅力的な人が側にいたら、味方したくなるわなぁと。 続きが楽しみ!

2022/02/15

ぺぱごじら

徳川家康の息子たち、と言えば『勇猛果敢』か『ヘタレ鼻くそ』のどちらかしかいないのだが(笑)、中でもその生涯が激動、波乱に満ち、家康最期の時まで面会が出来ないという異様さで語られる六男・忠輝の物語。もう最初から隆慶節飛ばしまくりで面白くてやめられない(笑)。しかし、家康が『あの家康』ではなさそうで、その辺りは残念。2015-60

2015/04/22

誰かのプリン

忠輝の幼少期から少年期にかけて、まるでスーパーマンの様に描かれているのはやはり只者ではない証だ。ゆえに兄秀忠に嫉妬されあらぬ罪を着せられてしまう。まだそこまで行っていないけど、面白く読了しました。中編にI

2018/07/06

蜻蛉切

実に、ん十年振りの隆慶一郎作品。主人公は松平忠輝だが、山岡荘八の作品に出てきたひ弱でエキセントリックなイメージとは真逆。 天才的な英雄として描かれていた。 対して秀忠・・・。 気の毒になるくらい酷い言われ様である。(笑) そういえば、この作者は、秀忠が異様に嫌いだった。 この作品が書かれた時代辺りは、網野善彦の学説に人気が集まった時代だったこともあって、漂白の民的な存在が注目されていた。 この著者の作品はそういった存在がベースにあるのが特色。 但し、少し主人公もそういう人々も持ち上げすぎのキライがある。

2018/08/31

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