ディヴァイン・コンクェスト ―小惑星帯のヒロイン― (講談社BOX)
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ディヴァイン・コンクェスト ―小惑星帯のヒロイン― (講談社BOX) / 感想・レビュー
sasashin
小惑星帯への移民、宇宙空間での戦闘、未来のインプラント型デバイスにヒトを超越した能力を持つ人工知能と、ごった煮感が楽しいSF。なんだけど、ハードSFとしてもヒロイックアクションとしてもインパクトが弱い。西暦2034年の描写が不足していて、違法技術への危惧がいまいち伝わってこない。その上、ヒロインの魅力不足により、葛藤もカタルシスも取って付けたようにしか感じられず。/『宇宙海兵隊ギガース』の読後感に近いなあ。要素は悪くないんだけど、なんか物足りない、惜しい、もう一息。
2015/06/11
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