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森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書)

森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書)

森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書)

作家
宮脇昭
出版社
講談社
発売日
2013-04-18
ISBN
9784062882040
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あらすじ

夜行を乗り継ぎ、現場調査に明け暮れた若き日々、「見えないものを見る力」を学んだドイツ留学時代、徹底的な調査研究で、日本の森の真実を知った10年間、そして、自らの理論を基に、いのちを守るふるさとの森づくりへ。日本一木を植えている科学者の理論と実践を知る決定版。(講談社現代新書)

森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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アナクマ

とことん現場に学んで確立した潜在自然植生の10倍速森づくり、宮脇方式。地道な基礎研究、人材の多様性の重要さを示す好事例。功績は大きい。◉しかし森を「造る」は序章にすぎず、その後の「つきあいかた」は依然として残る根源的な課題。世界的な資源状況を鑑み、日本の森林を再生可能なものとして見た場合には、(著者も必要性を認めている)スギ人工林も、(いのちの森など不可侵と定めた場所を除く)潜在植生人工林も、持続的に賢く利用することに知恵と決断を集めることが不可欠と考えます。◉まさしく「このあとどうしちゃおう」です。

2017/12/24

ハチアカデミー

戦後の高度成長期の中で、公害が問題となり、自然破壊の弊害が改めて考えられるようになった時期に、企業を、国を動かして「鎮守の森」を日本各地に再現せんとした植物学者の人生語り。現在日本の森林の多くが「マツ・スギ・ヒノキ」であるが、それは人が造林された人工林であり、土地本来の森ではないと指摘する。近代化によって、工業に利用可能で、成長が早い植物が植えられたのだ。著者はそれを「ニセモノ」の森と指摘するが、近年はやりの里山はいかに… 感情の人なので、本書のすべてを鵜呑みにすることはできないが、学ぶことは多かった。

2014/07/17

Kent Kaseda

環境保全機能や災害防止機能を最大化するには、潜在自然植生 (人の手が入らなかった場合の植生) に基づく土地本来の森が望ましい。だが、戦後の拡大造林政策をはじめとする人間活動が原因で、土地本来の森はごくわずかしか残っていない。強い森林を育むためには、混色と密植で競争の場を提供することが必要だ。植物社会・人間社会ともに、最適条件から離れた、少し厳しい状態におかれることが、長期的な成長にとって重要である。

2017/02/01

魚京童!

分かるけど、自慢話です。

2013/11/12

ぼのまり

漠然と神社など宗教的な意味合いで考えていた「鎮守の森」だが、日本の生態に本来適合した森であるからこそ、神社などがまつられたと考えるのが正しそうだ。杉や松、檜など一見緑が多く見えるようであっても、これらは造られた森であり、その土地の持つ生命力は発揮するにいたっていない。近くの神社などの木々も見てみようと思う。神聖に感じるのは木々と土地がシンクロしているからに違いないのだ。

2013/08/20

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