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正しい本の読み方 (講談社現代新書)

正しい本の読み方 (講談社現代新書)

正しい本の読み方 (講談社現代新書)

作家
橋爪大三郎
出版社
講談社
発売日
2017-09-20
ISBN
9784062884471
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「正しい本の読み方 (講談社現代新書)」のおすすめレビュー

読書にも“コツ”がある? 橋爪大三郎氏から学ぶ、本の読み方

『正しい本の読み方(講談社現代新書)』(橋爪大三郎/講談社)

『正しい本の読み方(講談社現代新書)』(橋爪大三郎/講談社)は「本の読み方の本」である。なぜこのような本が必要なのか? 著者である東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎氏は「本が多すぎるから」と「はじめに」で説明している。

 では実際問題、本はどのくらいあるのか?

 日本国内の出版物が納本されている国立国会図書館の蔵書を調べてみたところ、図書だけで1075万1931点(平成27年度の統計。新聞や雑誌、マイクロ資料、地図などは除く)あるそうだ。膨大である。これを一切寝ずに1冊を1時間のペース(もちろん1時間で読み切れない本なんて山ほどあるし、寝ないなんてもっと無理だ)で読んだとしても、なんと1200年以上(読み終わったら33世紀だ!)かかってしまう。しかも読んでいる間も本の刊行は続いて数が増えていくし、海外で出版される本もある。もしかすると33世紀には地球外からやってくる本もあるかもしれない。なので全部を読むのは到底無理なのである(当たり前な話だが)。

 そこで必要なのが「どんな本を読んでおくべき…

2017/9/22

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正しい本の読み方 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mitei

いろんな本の紹介から、読書の仕方までタイトルからは想像しない展開も多かった。

2018/02/10

KAZOO

題名よりももっと深い観点からの読書論です。最近はやりのタイプの本ではなく読書生活全般にかかわってくるもので、むかし小泉信三などが書いた部類の本だという気がしました。本の紹介ということではなく(途中に100冊のリストはありますが)本あるいは読書をもとにしての教養生活をどのようにしていくかの指針を書かれたものだと感じました。

2017/09/28

あすなろ

読書は何故必要か?奇しくも同じテーマの本を並行して読了。これは、橋爪氏の本である。同じく、今更、読メユーザーが心して平身低頭して実行をせねばという教本ではない。自我是認が半分以上。それと、書き方故なのか、チョット一貫したテーマの元の展開というより、雑文を併せた様な印象があり、何が言いたいのか分からぬことがままあった。語弊あれば陳謝します。読書は友がいて、感想と疑問を問いかけ合って更に理解進む。これは、我々は読メですよね(笑)。大学教授の書かれた読書術で、丹羽氏のビジネスマンの書かれた読書術と差異も楽しめた

2017/11/04

マエダ

ベースは古典すこし硬い。小テーマを多めに区切ることによって細かく読書論が書かれている。

2017/10/10

青蓮

本の読み方を、なぜ本を読むのか?という問いから発して、選び方や読み方、本から何を学んだらいいのかなどを明解に記しています。第3章にある「理科系の作文技術」は読んでみたい。本から学び、読み取るものは著者の思想、その思想の意図、そして背景だと言う。背景まで読み取れるようになるにはかなりの読書量が必要だなと思いました。特に思想哲学系は。著者曰く「本を読むという作業は、エンドレス。終わりがない」。必ず読むべき大著者100人リストにも挑戦したい(近代思想が多め)。リストの中にある作品で私が既読だったのは8冊でした。

2019/06/29

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