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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書)

作家
鴻上尚史
出版社
講談社
発売日
2017-11-15
ISBN
9784062884518
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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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kinkin

太平洋戦争時9回特攻に出撃し、9回生き延びた陸軍第一回の軍神と呼ばれた特攻隊員の佐々木氏。著者は高齢の佐々木氏にインタビューし当時の記録や証言をもとにこの本をまとめている。特攻というとなにか自分で志願してという印象があったがそれは上官や将校の命令であったこと。それが優秀なパイロットや機体を一度に失う愚かな作戦であること。死んだことになっている佐々木氏を殺すということまで計画されていたこと。その作戦を決めた将校たちの多くは早々と引き上げていたことなど、読んでゆくうちにあまりの理不尽さに怒りが湧いてきた。

2018/01/05

hatayan

偶然と運が重なって生き延びた元特攻兵・佐々木友次さんの半生を本人への聞き取りも含め収録。 「大切なのは死ぬことでなく敵に損害を与えること」を知っていた先輩の言葉。日露戦争から生還した父の「人間は容易に死ぬものじゃない」という言葉。それらが生きて帰るという信念を佐々木さんの中で確かなものにしました。 後半は、公式の特攻の記録が命令した側の視点で書かれており、特攻兵の苦悩を記録していないのではないかと疑義を呈します。 この本の参照元となった髙木俊朗『陸軍特別攻撃隊』は全3巻で2018年に復刊しています。

2019/05/19

桜父

鴻上尚史さんは初めて読む作家さんでした。特攻=死の命令を9回も反抗し、生き残った「佐々木友次」さんの半生とインタビュー。戦争当時の軍の無能さと愚かさを良く書いてくれたと思います。軍の派閥争いで、嫌いだからと、海軍に陸軍の司令官を送る等、負けて当然の行いをしていた軍は改めて負けて良かったと思いました。若い兵士を死に追いやって、命令した上官が生き残る理不尽さを想うとやり切れない思いがいっぱいになります。この佐々木友次さんを題材にした小説「青空に飛ぶ」も読みたいと思います。

2018/04/13

naoudo

ーどうして友次さんは何回も行けたんですか? 「やっぱりそれは寿命ですよ。寿命に結びつけるほかないの。逃げるわけにはいかない」 「私はそれをいまもって考えているんですけど。父親が金鵄勲章で帰ってきたんだから、俺も帰れるわと、そういう気持ちは充分あったんですね」 「気力は失わなかったね。ともかく、先祖の霊に支えられているっていう一言です」 「くに(故郷)の家の茂平沢(佐々木さんの地元)に祀られている、先祖の霊。先祖は見たこともないし、会ったこともないし。なんだけど、なんかに支えられてすがっていきたいという」

2019/10/03

tamagotree

本書の大部分を占める、死ななかった特攻兵の物語と、最後に書かれる筆者の特攻に関しての見解。その見解を突き付けられた時、急に、考えるのが億劫になるというか。やはり、戦争について真っ向から考えるのは、重たい。気力の充実が必要。(図)

2019/04/30

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