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埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)

埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)

埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)

作家
佐藤優
杉山 剛士
出版社
講談社
発売日
2018-03-15
ISBN
9784062884709
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「埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書)」のおすすめレビュー

これから必要とされる人材を育てるには——佐藤優が語る人生力を伸ばす浦和高校の極意とは

『埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意』(佐藤優・杉山剛士/講談社)

 この四半世紀で社会の情報化が急速に進み、知識はGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って簡単に得られる時代となった。これからの時代に求められるのは、知識の豊富さではなく、その豊富な知識をいかに創造的に生かすかであることは言うまでもない。

 しかし、社会の急速な変化に追いつくことができず、日本がいまだに知識偏重型の教育から抜け出すことができていないのもまた事実である。そこで、これからの時代に適った「知の力」をどのように育んでいくかが問題となってくる。

 本稿ではこの問題に関して、『埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意』(佐藤優・杉山剛士/講談社)に即した議論を展開していきたいと思う。なお、埼玉県立浦和高等学校は本書の著者であり、元外務省主任分析官でもある佐藤優氏の出身校である。本書は佐藤氏が母校でおこなった講演の内容や浦和高校の校長である杉山剛士氏との対談をもとに再構成されたものである。

■「教育」の観点からするとあまりよくない「受験刑務所」  佐藤氏によれば、…

2018/6/17

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埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意 (講談社現代新書) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

タイトルと内容がちょっと違うかな。浦高OBの佐藤氏が母校での講演や前校長との対談をまとめたもの。高校生やその両親(母親)向けの内容になっている。なるほどなぁと思う事も、そうなの?と思うこともあり。県内有数の進学校ではあるが「受験校」ではなかった。おそらく今でもそうなのだろう。受験に特化したカリキュラムを組んでないから、とにかく浪人が多い。それは今でも変わらないようだ。3年生の秋になっても古河マラソンや文化祭、スポーツクラスマッチに真剣に取り組んでいた。受験勉強だけでは得られない何かを学んだと思う。★★★+

2018/03/20

佐島楓

確かに、特に私大文系に受かるような科目を絞り込んだ勉強法では、グローバルな人材は育たない。文系であっても数学を捨てるなという佐藤氏の教えには、耳が痛いものの納得した。大学入試改革で、本当に学生の学力が改善されるかどうかわからないが、今後の展開を注視していこうと思う。

2018/03/17

あっ!chan

進学校でありながら受験刑務所ではない校風が、そう昔と変わらないなぁ〜(変なやついっぱいいたし…)古河までの競歩大会やスポーツ大会も…子離れ出来ない母親が増えたことは、浦高の責任ではないし…ということで、人生を伸ばす極意とは言いながら、受験生及びその親のために書かれた指南書、前半は佐藤ワールドの人生論教育論、後半は人によっては、浦高礼賛の部分がある意味鼻につくかもしれないので、多分読み手を選ぶ作品だ。

2018/04/24

gtn

著者の同校学生への関わり方が深い。学生の相談に懇切丁寧に応え、大学合否結果までフォローする著者。それに感心する校長。校長より面倒見がいいのではないか。

2018/04/19

Nobuko Hashimoto

県立高校名をタイトルにした新書、それも高校生とその保護者向けの講演録で一冊の本を出して採算が採れるという点で既に驚き。しかし佐藤氏がここまで高校生や保護者に個別に助言しているとは!あれだけの勢いで著作を出し、方々で教えたり講演したりしながら、受験や大学の動向も追い、メンタルな相談まで。もともと中学教師になりたいと言っていただけあって、教えみちびき寄り添うことが好きなのだなあ。いろいろ感嘆する。灘校生との対話の本の方が内容的には濃いので、一冊選ぶならそちらをおすすめ。

2018/09/06

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