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地獄変相奏鳴曲 第四楽章 (講談社文芸文庫)

地獄変相奏鳴曲 第四楽章 (講談社文芸文庫)

地獄変相奏鳴曲 第四楽章 (講談社文芸文庫)

作家
大西巨人
出版社
講談社
発売日
2014-07-10
ISBN
9784062902366
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地獄変相奏鳴曲 第四楽章 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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まどの一哉

家を出てバスや電車を乗り継いで東京駅から新幹線に乗り組むまでの時刻表から進行状況まで綿密に書かれ、また列車が目的地に到着するまでに主人公が読書したり思い出したりした文献の内容が次々と紹介される。これが日本古典から漱石やジンメルまで多岐にわたり、めまぐるしく脳が刺激されて楽しい。 大西巨人の必要以上に堅苦しく精密で粘着質の文章は、美しい文体などとは無縁の実に奇天烈なもので、小説としてはルール違反であり邪道ではないかと思うが、大げさななりふりの割に大変わかりやすく楽しいので、やはりこれは小説なのだなあと思う。

2017/05/29

蝉、ミーン ミーン 眠ス

頭でっかちな人間がその頭のなかだけで考えた物語。描かれている登場人物たちの言動には人らしいところがなく現実味に欠けている。神聖喜劇くらい突飛な登場人物であればそのリアリティの無さが気にならなくなり単純に話のやりとりを楽しめるんだがこれは中途半端だ。

2014/09/21

e.s.

4組の「太郎」と「瑞枝」が立ち代わり登場する4つの小説群は、大西における『豊饒の海』のように思われる。三島の『豊饒の海』は、聡子が清顕の存在を否定することにより、4つの転生物語が虚構へと崩れ落ちる。では、大西の4つの小説群は、ただ2人が海へと消えることで、物語を閉じることになるのか。その最終的な答えは『地獄篇三部作』の登場を待たなければならない。

2015/05/11

YY

なんだか最後の最後になって種明かしをしたがったせいかパワーダウン。理由のない自殺のくだりは面白かったが。

2014/11/26

Masa

巨人=のりとさん、だったのですね。すっかりこの文体のファンになってしまった私としても、「無神論的・唯物論的にして宗教的境地にして、死に向かう男女の片道旅程に付き合うのはちょっとしんどかったです。

2022/12/17

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