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七十句/八十八句 (講談社文芸文庫)

七十句/八十八句 (講談社文芸文庫)

七十句/八十八句 (講談社文芸文庫)

作家
丸谷才一
出版社
講談社
発売日
2017-11-10
ISBN
9784062903653
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七十句/八十八句 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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田中寛一

別の本を読んでいて、丸谷才一の名前が出てきた。以前何冊か小説やエッセーを読んだことがあったので、なにか読んでみようと思って手にする。こんな句もありかと思ったのが「ばさばさと股間につかふ扇かな」「枝豆の跳ねてかくれし忍者ぶり」。後半は丸谷才一・岡野弘彦・長谷川櫂の3人による歌仙。歌仙だけ読んでもよくわからないものが多かったが、その後、岡野・長谷川の「対談丸谷さんと俳句」。この部分で歌仙のそれぞれの句についての思いが語られていて、興味深く読むことができた。一句一句が深い!

2022/05/31

gontoshi

俳句もいいですね。 時々ニヤリとするような句もあります。

2018/03/21

ロータス

気に入った句。 「桜桃の茎をしをりに文庫本」「本を持つ案山子もひとつ作らばや」「拝復と書くまで長きふところ手」「買つて来いスパイ小説風邪薬」「去年今年読みつづけたり盛衰記」「白魚にあはせて燗をぬるうせよ」「酔筆の字の大きさや春燈下」「かたつむり耳を澄ませば啼くごとし」「涼しさや愛されるのも一仕事」「文月や星に貸すべき書を選ぶ」「言ひわけのながながし夜の手紙書く」「ぼうとすることがしきたりお元日」「焦げ目まで褒められてゐる雑煮かな」

2018/02/25

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