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民話の世界 (講談社学術文庫)

民話の世界 (講談社学術文庫)

民話の世界 (講談社学術文庫)

作家
松谷みよ子
出版社
講談社
発売日
2014-08-12
ISBN
9784062922517
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民話の世界 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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Bo-he-mian

松谷みよ子さんは、人形劇団の仲間と共に地方の古老から民話を採集し紹介し続けた方でもあった。本書には、教訓めいた物語に改変されてしまう前の、ゴツゴツの原石のようなものがたりが収められている。「鬼退治」=軍国主義思想鼓吹のチャンピオンだった桃太郎。そうなってしまう以前の「野放図で土の匂い」がして「決して良い子ではない」姿や、シンデレラそっくりの「米ん福、糠ん福」、授業参観の時に、児童と親の間で熱い議論が巻き起こるという神様の戦い「赤神と黒神」など、知っているつもりで知らなかった、豊饒な民話のタイムカプセルだ。

2018/01/31

SKH

民話入門。筆者は民話に魅了され、民話の採録、再話に長年携わり、フィールドワークや自分の半生の回想を交えながら、民話の世界を解説。

2014/10/08

尾白

途中の説教くさい部分(や反省部分)は筆者の焦りなんだと思います。語り継がれ、再編され。物語られていくのはいいなぁ・・。雨粒になった子供たちの話はぐっときた。

2017/03/01

m-yattam

最上郡の貧乏神のお話がぐっときました。この若い夫婦のようなおだやかで、そして貧乏神を応援する姿勢、忘れていた「心」を読んでいる気持ちになりました。

2015/12/04

ユーコ

知ってる話でも、それが災害や差別や貧しさに耐える中で生まれたという背景を考えると見方が変わる。民衆が民衆を差別する話は民話に含めてはいけない、話が変わっていってもいいんじゃないか、その変わりようが本当に人々の願いを反映しているならば、という松谷さんのスタンスに感動した。松谷さんが伝統や形式なんかにとらわれることなく、虐げられていた人々の心に思いを馳せていたことがよく分かる。

2015/03/20

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