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欺きの家(下) (講談社文庫)

欺きの家(下) (講談社文庫)

欺きの家(下) (講談社文庫)

作家
ロバート・ゴダード
北田 絵里子
出版社
講談社
発売日
2015-07-15
ISBN
9784062931557
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欺きの家(下) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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のぶ

下巻に入り、腹黒そうなレン一族に謎の死が重なる。上巻で調査を命じられた社員、ケラウェイは下巻では探偵役であり狂言回し。途中からレン一族が自分には「犬神家の一族」に見えてきた。最後はちょっと意外な方向に着地して驚いたが、これがこのミステリーの締めかなとも思った。自分にとって以前にトラウマを持って臨んだゴダード作品だったが、堅苦しさや複雑化は随分ほぐれていて、読みやすく変わったなと思う部分もあったが、次回作を読むかどうかは出た時に考えたい。

2016/01/11

わたなべよしお

ゴダード、復活ですね。蘇ったようです。これぐらいのものを書いてくれるのなら、これからも読み続けたいです。勿論、すべてが謎がすっきりと明らかになるわけではないし、ハッピーエンドが待っているわけでもない。そこがまた「人生」をも感じさせて良かった。

2015/09/23

りつこ

相変わらず翻弄されっぱなしの主人公。私でさえ分かるのになぜ君は気づかないのだ?!とイライラしながらも結構楽しく読めたのはジョナサンってほんとにいい人なんだよね…。出し抜かれっぱなしだけどちゃんと筋は通すし人を裏切らない。想像通りの真相だったけど最後はちょっと意外でヤラれた!って感じ。面白かった。

2015/10/22

barabara

いや、もう最高だった!なんていうか、高まる緊張につれBGMも少しずつ大きくなる感じ、BBCドラマ的な感じ!一昔前の素敵なナポリの非日常さが美しさと相まって、迫力あるサスペンス、人間ドラマとして私に迫り来て…ある場面なんかドキドキしてたまらんかった!おすすめ!

2015/08/17

stobe1904

下巻に入り、レン一族の過去の事件と企業買収を重ねてきた経緯が徐々に交錯しながらエンディングに進んでいく。久しぶりのゴダードだったが、完全ではないが、初期の緻密なストーリー構成による物語としての面白さ、圧倒感が戻ってきたような感じがした。最後の落とし方も秀逸。最近の作品に不満を持っているゴダードファンにもお勧めできる出来栄えだと思う。★★★★☆

2016/05/22

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