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三軒茶屋星座館2 夏のキグナス (講談社文庫)

三軒茶屋星座館2 夏のキグナス (講談社文庫)

三軒茶屋星座館2 夏のキグナス (講談社文庫)

作家
柴崎竜人
出版社
講談社
発売日
2016-03-15
ISBN
9784062933469
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三軒茶屋星座館2 夏のキグナス (講談社文庫) / 感想・レビュー

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あも

久しぶり!と思わず言っちゃう再会感、ホーム感。こんなお店を行きつけにしたい。三軒茶屋の一角。プラネタリウムのあるバー星座館。金髪の店主・和真の超現代版ギリシャ神話が楽しめる素敵なお店。初め戸惑ったポップすぎる語りもいつしか癖になっている。ヘラクレスはモテたいのに硬派気取っちゃうんすよね~なんて。でも大元のギリシャ神話自体この人間臭さが味だもの。ゆるい雰囲気と裏腹に、明かされる和真の過去は重い。それを吐き出したここがきっとゼロ地点。再び前へ進む続刊へ。サンバのリズムを背中に聞きながら秋の再会を楽しみに待つ。

2018/08/28

びす男

面白くてすんなり読める。アレンジされまくったギリシャ神話が笑いを誘う一方、主人公たち「親子」をとりまくストーリーも読み手を離さない。いまでこそ古めかしく、研究の対象になるようなおカタい神話だが、口承されていた頃はこんなに気軽な感じで楽しまれていたんだろうなぁ。神話はもともと、生きる人のためにある。そこから何を見いだし語るかも、その人の自由なんだと思う。ギリシャ神話の舞台を思い切り現代にしてしまっている主人公の語り口は、そういう意味では神話の使いこなし方をきちんと理解しているように見える。

2017/09/14

pukupuku

少しずつ和真の過去が明らかになり…月子との関係についても新たな事実が…和真の語るギリシャ神話にも慣れてきて、というか、もうそれ読みたさに読んでるとこもあったりして。なかなかジャンキーだわ。周囲の人達がホントいい。和真には人を惹き付ける魅力、愛され気質があるんだろうね。キャラ的にはどうしても創馬の方が兄って感じてしまうんだけど、そこはあんまり関係ないか。月子との関係に進展が!一言では語れないあれやこれやがこのあと明らかになるんだろうな。シリーズものは、首を長くして待つのもいいけど、一気に読めるのもいいねぇ

2018/10/31

papako

こちらもシリーズ続けて。新キャラも登場して恋の予感?この巻で重要な登場人物は出揃う。和真の過去が語られ、月子の母親もわかる。物語の土台が完成しました。次の巻から波乱の予感!って実は全部読んでからの感想だから、この巻の平和な雰囲気が微笑ましい。お母さん嫌い。月子の母親への想いが切ない。キグナス!キグナス!嵐の前の静けさ。

2022/01/22

aoringo

シリーズ2巻目。月子の母と和真の過去の恋が明らかになる。やっぱり泣いてしまった・・。でも悲しい涙ではなく、心が温かくなる涙。一人ではどうにもならないことでもみんなが心一つになれば前に進んでいける。傷はだれでも抱えているものだけれど、支えてくれる人達がいるから乗り越えていこうという勇気が生まれる。素敵な仲間たちに囲まれて和真は幸せ者だな。

2019/01/05

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