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バードドッグ (講談社文庫)

バードドッグ (講談社文庫)

バードドッグ (講談社文庫)

作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2016-10-14
ISBN
9784062935227
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バードドッグ (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

ヤクザの跡目騒動を発端に、失踪した組長の捜索依頼が舞い込む。乗り気でなかった矢能だったが、並行して現れた1人の女性、彼女の依頼は妹の捜索。この2つの捜索依頼はやがて大きな陰謀へと繋がっていく…。探偵業も板についてきた矢能。荒々しい捜査スタイルはそのままに、切れのある推理を披露して関係者の中から1人ずつターゲットを絞っていく。ヤクザ達のダークな世界から一点、美容院のおねえさんや栞ちゃんとのほんわかした掛け合い。そのギャップの面白さに「高低差あり過ぎて胸キュ〜ンなるわ!」と、思わずツッコミ入れてしまいます😳

2022/04/09

おしゃべりメガネ

探偵「矢能」さん第2弾です。やっぱりハードボイルドな「矢能」さんはますますシブくてカッコよくなってます。一緒に暮らす小3の「栞」との関係もかなり良好なようで、探偵業にますます磨きがかかります。今回はヤクザのゴタゴタに巻き込まれてしまいますが、そんな出来事こそ「矢能」さんの本領発揮というところ。相変わらずあの手この手で依頼の真相に確実に迫っていきます。事件の流れも確かに大切ではありますが、やっぱり本作はとにかく人と人との会話、やりとりが最大の魅力かなと。相変わらずどんな相手にも屈しない姿はサイコーですね。

2020/09/20

ぶち

今回の登場人物のほとんどがヤクザ。元ヤクザの探偵・矢能が裏社会で培った経験と才覚で、恫喝や暴力に屈することなく、自分のスタンスを貫き通すところは面白くスカっとします。日本を舞台にした探偵小説をハードボイルドで胸熱いものにするのは、元ヤクザか元警官が探偵になって拳銃も平気でちらつかせるような設定じゃないとやはり成り立たないのだろうと納得。もう一つ欠かせない "タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない" 要素も、養子にした小学生少女・栞への態度で存分に堪能させてもらえます。

2019/08/07

H!deking

元ヤクザ探偵、矢能シリーズ三作目!これもスピード感あって面白かった!ヤクザと矢能の関わりも面白いことになってきた。新作も出てるみたいなので読まなくては。それより先に一作目読み返すか(笑)

2022/02/14

ま~くん

な〜んにも考えず、頭を空っぽにしたい時、木内一裕作品を無性に読みたくなる。ストーリーは過激だ。最大の広域暴力団の組長が忽然と姿を消した。憶測が憶測を呼ぶ中、組長の捜索依頼が元ヤクザ探偵矢能に舞い込む。壮絶な撃ち合い、乱闘勃発かと思いきや、相反して丹念に聞き込み捜査を始める矢能。事件には平凡な一般市民の主婦の失踪も絡んでいることが判明。現役ヤクザも一目置く矢能が如何にして事件を解明していくのか。全編通して血まな臭さは皆無。その理由は小学3年生、矢能の養女栞ちゃんの存在だ。矢能も全く頭が上がらない。癒された。

2023/03/31

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