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新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫)

新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫)

新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫)

作家
船戸与一
出版社
講談社
発売日
2016-11-15
ISBN
9784062935289
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新装版 カルナヴァル戦記 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

1980年代のブラジルを舞台にした短編集。日本を飛び出し、あるいは追われてブラジルに流れ着いた無国籍状態に近い男たち。ある者は裏の組織の殺し屋に、またある者は一獲千金を狙う山師に。人種のるつぼ、サンバとカーニバルの国ブラジル。短編ではあるがどれも皆、ムッとする様な熱気と血と硝煙の匂いがするガツンとくる作品。船戸与一はやはり面白い。★★★★

2019/01/12

drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。

著者がブラジルを1年ほど彷徨した時に出会った日本人をモチーフに描かれた短編6本。 ■いずれも、主人公の「おれ」が危うい仕事に首を突っ込みながら、辛うじて生き延びる展開が私好み。 ■最終話『アマゾン仙次』の結末、ピラニアが躍動する場面。それまでの物語を全て忘れさせてしまうほど強烈かつ衝撃的。 ☆☆☆★

2017/04/05

ぼぶたろう

ブラジルを舞台にしたハードボイルド短編集。物語はフィクション、背景はノンフィクションという船戸さんのポリシーを意識するとより味わい深くなる。まるで南米の映画を観ているようです。最終話アマゾン仙次が1番好きでした。ブラジルの熱気、アマゾンの豪雨が伝わってきます。この国では生が強い。刹那的で直線的。各話、哲学を感じる。

2018/04/24

南米が舞台の短編集。このあとの様々な作品のもとがよめる。一つ一つ後の長編より良いくらい。しかし、特に最後の作品は、暗い。

2020/05/12

紫の煙

リオ五輪の時、ブラジルは治安に不安があると随分言われたが、まさにそんなブラジルを描いた短編集。作者がブラジルを放浪した時、出会った日本人がモチーフだそうだ。予想外に面白かった。

2017/04/16

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