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新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)

作家
西澤保彦
出版社
講談社
発売日
2017-09-13
ISBN
9784062937665
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新装版 七回死んだ男 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

不定期に発症する同じ日を何度も繰り返してしまう奇妙な体質、通称“反復落とし穴”を持った高校生“キュータロー”を主人公に起き、祖父が死んだ1日を描いた物語。キュータローは祖父の死を回避する事が出来るのか?!孤独な戦いが幕を開ける。特殊設定×本格ミステリ×パズルの要素が見事に融合。終局の大オチも頭をフル回転させて何とか理解し、その手があったのかとほくそ笑む。西澤先生、恐るべし作品を書いたものだ。笑えて推理して楽しめる良い一冊に大満足!!

2021/01/11

キナコ

SF混じりのループミステリー作品。祖父が殺され、犯人と思われる人をループ毎に観察していくなかで犯人を見つけ出そうとする話。殺され方は一緒でも容疑者がどんどん変わっていく様はテンポがよく、ライトな文章なのもあってややコメディーチック。タイトルも面白く、主人公の苛立ちがわかる。後半に書けてのネタバレもクスリと笑える一冊。

2023/05/01

鍵ちゃん

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴亅に嵌る特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが。途中までは面白かったが、最後の友理との会話で謎が解き明かされて行くほど、分からなくなってしまった。だけど、醜い相続争いは見ている方は面白いな。

2023/01/31

オーウェン

タイトルの意味は同じ日を何度も繰り返しができる体質であり、資産家の遺産争いにキュータローは巻き込まれる。SFの設定をミステリに持ち込んで完全に成功した例。殺された富豪の原因を1日ごとに思案していき、なんとか殺人を防ごうと必死になるが、次々別の人間が殺人に関与しているかと思わせる。殺人の顛末がまた面白く、意外すぎる事実が突然現れる。殺人をいかに防ぐかということばかりに気を囚われていて、まったく予期していなかった。だから酔いつぶれたとか、全員服装が決まっているなどのエピソードが意味を持つことになるのだと。

2021/05/16

三代目けんこと

コメディタッチでライトなドタバタミステリ。面白かった。

2019/12/12

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