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終わった人 (講談社文庫)

終わった人 (講談社文庫)

終わった人 (講談社文庫)

作家
内館牧子
出版社
講談社
発売日
2018-03-15
ISBN
9784062938761
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あらすじ

大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた、大反響ベストセラー「定年」小説。

終わった人 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

深い深い話でした。主人公のようにエリートではありませんが、自分が定年退職を迎えたらどうなるのかと色々と考えさせてくれる作品です。やはり連れ合いとの関わり、接し方が色んな意味で’課題’になるのかなと。本作は夫側からの目線で読むのと妻側からの目線で読むのとでは、全く感想や共感ポイントが変わってくるのではと思います。また読むタイミングや境遇によっても、様々な思いが残るでしょうね。いずれにしても、退職してから連れ合いのコトや家族のコトをあれこれ考え、気遣い始めるのはトキ既に遅しというコトをしっかりと学びました。

2018/07/07

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

定年は生前葬なのだそうだ。大手銀行で出世競争に敗れ子会社の専務で「終わった」主人公壮介。定年後は暇を持て余し、鬱屈した生活を送る。お金の心配さえなければとっととリタイアしたいと思う私から見たら、老後の生活資金の心配もなく、なんて優雅なセカンドライフと思う。だけど意欲も能力もあり、仕事が面白くて仕方ない人種とはそもそも考え方が違うんだろうなあ。長年連れ添ってた夫婦ではありながら、二人の意識のすれ違いとかは妙にリアルですね。10年後の自分はどうなるか。気をつけないとなぁ。★★★+

2018/07/07

あすなろ

如何に人生をソフトランディングさせて行くのか?これがテーマなのだろう。対象物は、当然に仕事。そして人生や社会との関わりや家族等。読了後の結論は、上手く己の人生を軟着陸させられる己=パイロットはどれだけいるんだろう、と。いないのではないか?実は。よくよく反芻すれば、内館氏の作品を読むのは初だと思ったのだが、映画化が納得出来る秀作だと思った。そして、結局当時の上司の嫌がらせから再度の出張が叶わなかったが、一度訪れた際に見た北上川を想い出し、北上の町で呑んだ酒を想い出した。あれは東日本大震災があった後だった。

2018/07/06

ココ(coco)

☆☆☆☆内館牧子さん初読みです。63歳で定年を迎えた元エリート銀行員が主人公で、定年後にやる事が無く、色々と足搔き苦悩する姿がリアルに描かれていた。自分は自営業の為定年は無いけど、最後に妻との離婚では無く、卒婚を決意し故郷へ帰る主人公の第2の人生が幸せになる事を願わずにはいられない。

2018/06/03

バニラ @

著者の本を読むのは初めてです。題名が好きではなく、読み始めた前半はエリート社員だった主人公の愚痴、思惑…などが大変嫌だった。中盤になり、子会社を引き継ぎ力及ばず会社を畳む事になった主人公の男気のある 言動、東京で仕事を持つ妻との別居等、主人公も立派だけど、奥さんも偉い。娘は冷静に親を見ていて賢い。 何故か終盤は爽やかな気分になれた。縁あって夫婦になり、家庭を築き子育てをして社会に貢献してきた者同士、お互いに第一線を退いても(終わった者同士)などと思わないようにしたい。

2018/12/11

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