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可愛い世の中 (講談社文庫)

可愛い世の中 (講談社文庫)

可愛い世の中 (講談社文庫)

作家
山崎ナオコーラ
出版社
講談社
発売日
2018-05-15
ISBN
9784062939096
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可愛い世の中 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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Junichi Yamaguchi

『夢』… 可愛い世の中と思える人になりたい。 生々しい額のお金のやりとりは妙に背中がくすぐったいきになった。 ヒロインがいつか作る「経済力」という名の香水… 読後、その香りを想像することをやめられない。。

2018/06/20

ちぇけら

「褒め言葉を期待せずに、自分の努力は自分だけがわかっていて、人に伝えないようにするのが一番なのだ」強くて脆い自立心だ。それは男だからとか女だからとかで測られなくない強い気持ちを持った自意識のせいだろう。他のひとから見られる自分に合わせることができない。こうありたいという自分を歪めることができない。そんな「可愛い」が乱立する世の中で可愛さの平行線でなんとか生きていこうとする意志が、ぼくにとってはとても苦しかった。

2019/04/01

ぱなま(さなぎ)

「そうだ、私は紳士として社会から扱われたい、という欲望があるのだ」こんな文章に出会えるとは思っていなかった。なぜなら私も同じことを考えたことがあったから。この社会では女に生まれると、女である自分のままで、紳士として扱われることはできない。もちろん、女だからと可愛がられて得をしたことも何度でもある。ただ、自分の思われたいように思われるのはほとんど無理、なのだ。作中の豆子は、自分なりに考えた結婚式の大失敗でそのことを悟る。でも、自分の考えたことを行動に移す人のことを、私は可愛いと思う。

2018/06/17

こすも

ナオコーラさんの思考が局地戦で展開される、ナオコーラさんらしい作品。昨今の売れる小説がストーリー重視の中にあって、山崎ナオコーラさんはこういう書き方ができる貴重な作家だと思います。思考を開陳する主人公・豆子の台詞は、まるでドストエフスキーの小説のような長さ。好みが分かれるところですが、僕はどっぷりはまりました。女性性ではなく、人としての可愛らしさを大切にしようとする主人公・豆子の生き方がとても愛おしい。なんの根拠もないんですけど、ナオコーラさん自身の生き方とオーバーラップするようにも感じました。

2018/06/30

のん

お金のこと考えるのってほんとうに難しい。豆子が結婚式で感じたような、自分の金銭感覚とは違った支出や、お金をコントロールできないのはストレスだと思う。だからそんなつもりではなくても、金銭感覚の似た者同士が身近にいるようになるのかも。豆子の気持ちがわかる一方で、なんてめんどくさいとも猛烈に思う。可愛げってなんだろう。甘えるってなんだろう。こんな風にそもそも考えたりしない人が可愛げある人なんだろうな。お金は大事。

2019/02/25

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