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殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ)

作家
御影瑛路
出版社
講談社
発売日
2017-11-22
ISBN
9784062940962
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殺人鬼探偵の捏造美学 (講談社タイガ) / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

お気に入りさんの感想にそそられました。内容はというと、読み終わってみればほぼタイトル通り。しかしそこまでの持って行き方が凄い。ちょっと今迄にはない作りと言うか、一語一語に目が離せない、気が抜けない。しかも本作はまだプロローグといった趣で、次作があるならその展開がどうなるのか、物凄く気になってしまう。面白かったです。

2017/12/31

まりも

天才精神科にして、美学に満ちた殺人鬼。これは2つの顔を持つ男・氷鉋の物語である。これは凄い。あまりにも衝撃的過ぎて読後暫くの間は呆然としてしまった。練りに練ったギミック、そして氷鉋清廉という男の狂気に満ちた美学。この2つが噛み合う事で、他では絶対に味わえない強烈な読み応えのある物語となっていました。緻密に計算された構成を一気にひっくり返す大胆さ、感じていた違和感が解消された時のあの感覚。全てが素晴らし過ぎて、最早面白いとかそういう次元すら飛び越えたレベルかもしれません。御影作品の中でも飛び抜けて好きかも。

2017/11/23

カナン

凝り過ぎた名前とテンプレっぽい鈍臭い女性キャラの登場で、正直大外れを引いたかと思った。すみません、面白かったです。美しい殺人鬼の正体は冒頭で明かされており、同時に優秀な探偵でもある彼と、殺人鬼への復讐を誓う新米刑事の歪な出会い。殺されたのは果たして本当に彼女だったのか。殺したのは本当に殺人鬼だったのか。追うほどぼやけていく輪郭は宛ら逃げ水のよう。ミスディレクション。それは手品か錯覚か。美学は貫かなければ意味が無い。そして「真実には価値が無い」。殺人鬼探偵が今後どうやって事件を「捏造」してみせるのか楽しみ。

2018/02/01

hnzwd

主人公兼探偵兼殺人鬼。設定だけでかなり好みの感じでした。本編もラストの持って行きかたといい、なかなか。トラックは力技な感じではありますが、、どんでん返しもこれくらいなら許容範囲かな。続編を感じさせる形で結構好きかも。

2017/12/19

えみ

世間を恐怖に陥れている「殺人鬼マスカレード」氷鉋清廉。彼が己の欲望・罪を隠して「殺人鬼マスカレード」と似た手口で殺された女性の殺人事件捜査に協力する。殺人に美学を見出し一寸の違いも良しとしない。天才精神科医としての表の顔との表裏一体型言動が寒気を感じさせる。一方、「殺人鬼マスカレード」を憎む刑事・百合は氷鉋と共に美しい被害者・妙高麗奈の事件を追う。死んだはずの彼女の目撃証言、死んだはずの彼女の気配…本当に彼女は死んだのか?父親・恋人・婚約者、そして消えた友人達。彼女の周りはきな臭い。殺人鬼が出す答えとは。

2023/11/30

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