KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

作家
幸村誠
出版社
講談社
発売日
2001-01-22
ISBN
9784063287356
amazonで購入する Kindle版を購入する

「プラネテス(1) (モーニング KC)」のおすすめレビュー

宇宙ゴミ問題を描いた『プラネテス』。4巻完結で宇宙好きの心をつかみ続ける名作SFマンガの魅力

『プラネテス(1) (モーニング KC)』(幸村誠/講談社)

 学生時代、宇宙にハマった。分厚い宇宙図鑑、宇宙論や量子論の入門書、小説では宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、映画では「アポロ13」「スターシップ・トゥルーパーズ」「2001年宇宙の旅」など、宇宙関連の創作物に手当たり次第ふれた。

 その中に、漫画『プラネテス』(幸村誠/講談社)があった。『プラネテス』が自分の中で“イケていた”のは、現実味だった。スペースデブリ(宇宙ゴミ)という、宇宙開拓の上で人類が避けて通れないだろう社会問題を、スペースデブリ屋という市井の人々に身近な清掃作業員視点で取り上げたのが斬新で、宇宙好きとしての琴線に触れた。

 さて、私が宇宙かぶれしていた時代に読んでから干支が2周し、『プラネテス』について覚えていることといえば、スペースデブリを取り上げていた、絵がきれいだった、なんか哲学チックだった、シリアスで暗いシーンが印象深かった、4巻で完結した、くらいのもの。思えば浅く読んでいたものだ。創作物は人生経験を経ると解釈が変わる。学生時から倍ほどの年齢になった今、『プラネテス』を再…

2023/3/31

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

プラネテス(1) (モーニング KC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゲンショウ

再読…登録!宇宙が特殊ながら職場として定着し始めた時代の話。国家が威信を賭け行った宇宙事業の遺産…所謂、負の遺産として漂って居るゴミ…スペースデブリの清掃業を生業とする人々。仕事も人間臭ければ、それを生業とする人々も、また人間臭い。でも、宇宙とは、原則、地球の生き物は、生きて活けない場所。そんな場所で働く事の、意味と意義は…?働くって事を帰納して呉れます。あぁぁ〜人の役に立ちたいっっ!

2013/05/22

Die-Go

宇宙に散らばる危険なゴミ「デブリ」を処理する仕事をしているハチマキ。彼には大望があった。そのために毎日こつこつと働き続けるハチ。そんな彼に事件が度々起こる。★★★★☆

2022/06/10

bluemint

環境が宇宙になっても、時代が未来になっても人の本質はあまり変わらないのだなあ。宇宙大冒険ではなくデブリ回収業3人の絆を中心としたヒューマンドラマ。

2018/09/01

カザリ

宇宙空間なんだけど、私たちの日常に近く、人物もまた然り。

2015/02/06

zirou1984

多分10数回目の再読。仕事やら何やら、自分は大きな悩みにぶつかった時は必ずプラネテス再読するようにしていて、そうすると決して何かが解決するわけではないのに、不思議と心が楽になるのです。舞台は21世紀後半、宇宙のゴミ広いことスペースデブリを仕事とするハチの成長物語。今より科学技術は進んでいるけど、相変わらず宇宙は人間にとって広大すげて、だからこそ孤独にも悩まされる。そんな葛藤や逡巡を丁寧に描いていくこの作品は、本当の意味で「人に優しい」漫画なのだと思います。全4巻、自分が心から他人に勧めたい漫画No.1。

2013/08/12

感想・レビューをもっと見る