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プラネテス(3) (モーニング KC)

プラネテス(3) (モーニング KC)

プラネテス(3) (モーニング KC)

作家
幸村誠
出版社
講談社
発売日
2003-01-23
ISBN
9784063288636
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「プラネテス(3) (モーニング KC)」のおすすめレビュー

宇宙ゴミ問題を描いた『プラネテス』。4巻完結で宇宙好きの心をつかみ続ける名作SFマンガの魅力

『プラネテス(1) (モーニング KC)』(幸村誠/講談社)

 学生時代、宇宙にハマった。分厚い宇宙図鑑、宇宙論や量子論の入門書、小説では宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、映画では「アポロ13」「スターシップ・トゥルーパーズ」「2001年宇宙の旅」など、宇宙関連の創作物に手当たり次第ふれた。

 その中に、漫画『プラネテス』(幸村誠/講談社)があった。『プラネテス』が自分の中で“イケていた”のは、現実味だった。スペースデブリ(宇宙ゴミ)という、宇宙開拓の上で人類が避けて通れないだろう社会問題を、スペースデブリ屋という市井の人々に身近な清掃作業員視点で取り上げたのが斬新で、宇宙好きとしての琴線に触れた。

 さて、私が宇宙かぶれしていた時代に読んでから干支が2周し、『プラネテス』について覚えていることといえば、スペースデブリを取り上げていた、絵がきれいだった、なんか哲学チックだった、シリアスで暗いシーンが印象深かった、4巻で完結した、くらいのもの。思えば浅く読んでいたものだ。創作物は人生経験を経ると解釈が変わる。学生時から倍ほどの年齢になった今、『プラネテス』を再…

2023/3/31

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プラネテス(3) (モーニング KC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ともかず

こってり宇宙がメインの物語ではなく、宇宙と地球との間でのヒューマンドラマだと感じました。

2017/08/28

Die-Go

タナベとの悶着の中で見えてきたもの。一人葛藤する中で見えてきたもの。ハチマキにとっては、どちらも欠かすことのできない大事なものだった。 宇宙は今いるここにもある。成層圏を抜けたことが宇宙になるわけではないのだね。★★★★☆

2022/06/11

zirou1984

タナベの過去や家族にも焦点が辺り、クライマックスへと至る愛のテーマについてより踏み込んで描かれる。しりとりのプロポーズのシーンは誰もが憧れずにはいられない。本巻以外もそうなのだけど、裏表紙裏にある作者のコメントが何より素晴らしい。4コマで飛び降りを止められたらいいなぁとか、一晩中しし座流星軍を見ていた話とか、どうにもならないことばかり考えて仕方ないからせめて仲間が欲しいです、とか。少しばかり不器用にしか生きられない人の為の、薬にはならくてもそっと寄り添ってくれるような漫画、それがプラネテスだと思うのです。

2013/08/12

ゼロ

内面的なお話。宇宙って何?愛って何?帰る場所って何?深く考えれば考えるほど分からなくなって、自分にできることなんて何もなくてどうでも良くなってしまうことがある。ハチマキもそうで深みにハマっていた。解決してくれたのはタナベで、結婚相手もタナベ。ちょっと展開が早いとは思うけど、しりとりのプロポーズは憧れる。なんかカッコ良い。帰る場所も見つかり、自分ひとりだけの体でもなくなった。仕事も大事だけど、家族だって大事。後半の優しい顔をしたハチマキは良かったです。

2013/03/04

bluemint

悩んでいる割に解決が簡単なような。もともとビッグバン時に1点から全てが始まったので、宇宙に存在するもの全部が全部であり一部でもあり、だから一番大事なものは愛なのだ、と愛ちゃんは思ったのだろう。

2018/09/02

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