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「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版 大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解

「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版 大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解

「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版 大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解

作家
講談社
紀田順一郎
出版社
講談社コミッククリエイト
発売日
2014-10-18
ISBN
9784063649635
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「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版 大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 / 感想・レビュー

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パトラッシュ

子供の頃に夢中だった怪獣、妖怪、宇宙人が大暴れする特撮映画やドラマの面白さを支えたのが「少年マガジン」などで見た大伴昌司の綿密な図解だった。ここで得た知識あればこそ怪獣の動きや宇宙船の構造を理解し、何倍にも楽しめた。同世代の少年にとって大伴はSFの師であり、その仕事の数々は文字通りの偉業であり、学校の先生より教わりたい教師であった。大伴に接した経験があったからこそ、同じ異端文化の雄である澁澤龍彦や種村季弘、荒俣宏らの著作もすぐ理解でき、マチューリンやラヴクラフトなどの怪奇幻想文学にも親しめたと断言できる。

2021/01/01

保山ひャン

少年マガジン、ぼくら掲載の図解復刻版。怪獣映画やテレビでの質問、相談に答えるページでは、ゴジラとジラースは兄弟なのか、とか、ペギラとチャンドラーの違いなどにもちゃんと答えている。インスマウスの影の読み物も面白い。(挿絵ではインスマウスの怪物は半魚人そのもの)ボスタングのひれの一振りは王選手13万人がいっせいにホームラン打った力だとか、大魔神の腕力は仁王の150倍とか、勉強になった。

2017/02/27

紅独歩

今まで何度となく再評価されてきた大伴昌司。もうネタは尽きたかと思ったが、まだまだそうはいかないらしい。今回の目玉は、巻末におさめられた「怪獣/妖怪なんでも質問箱」だろう。驚くのは、そのリアルとファンタジーの自然な融合である。「怪獣の着ぐるみをどう演じているか」という説明と、「怪獣の食生活」についての大真面目な解説が隣り合っていて、しかも矛盾を感じさせないという凄技。“ものごころつく”前の、黄金時代をそのまま生きているかのような自由さである。永遠の少年の魂は、この先も古びる事はないだろう。

2014/11/24

松田望

SFの章、「宇宙の秘境魔境50」にオオウケ。 (19)ゴリラうしの急襲 上半身がゴリラ、下半身がうしの巨大怪物。かに星雲の宇宙人にあやつられて宇宙船をおそう。 (36)けんかずきのねこ宇宙人 地球から3000光年離れたところに、ねこ宇宙人のすむ星がある。ねこ宇宙人は、体長2.5メートル、けんかずきで、いつも戦争をしている。 絵とキャプションが傑作。 具体的な場所と、具体的な数字がリアリティを担保している。 ……というかここまで具体的なウソをなぜ自信持っていうことができるのだろう?

2015/01/17

生きることが苦手なフレンズ

怪物の元ネタ映画を見てるとまた面白いですね。

2017/06/05

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