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東京怪童(3) <完> (モーニング KC)

東京怪童(3) <完> (モーニング KC)

東京怪童(3) <完> (モーニング KC)

作家
望月ミネタロウ
出版社
講談社
発売日
2010-08-23
ISBN
9784063729238
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東京怪童(3) <完> (モーニング KC) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

この作品に限らず、望月ミネタロウの漫画は、いつもいつも誠実さに満ちている。だからこそ、このわかりづらさは、テーマを持て余した結果だとは思わない。テーマに対する誠実さが強すぎたゆえの、消化不良なのだと思う。欠点もあり、決して成功した作品ではないのだけれど、しかし、作者の想いは充分に伝わってくるラストシーンに救われる。

2010/08/23

東雲

ドラゴンヘッドと座敷女くらいしか読んでなかったのだけど、さきほどチラリとネット見たらば、座敷女が発売されてからもう21年も経ってるということを知り、なんだか時間の流れに取り残された気分になりましたよ。ハシの最後の言葉には希望が満ちていて、ゆえに切なすぎた。20年以上トップランナーやってたらそりゃすげぇですわ。うまい。うまい。うまい。久しぶりに漫画の力を堪能しました。

2014/10/14

小鈴

完結。望月ミネタロウのアーティスト作品、もしくは自分のための絵本(褒めてます)。(変わっている自分と)他者との関係、承認についてがテーマだが、迷走する(巡回する)古谷実を乗り越えられたか!?。宮崎駿に言わせれば、少年を主人公にした物語は、悲劇にしかならないが、現代にハッピーエンドな少年物語は成立しうるのか。最後の場面に期待です。

2010/08/24

kanon

大人にこそ響く物語。嘘や建前で生きていて、何が楽しいのか。全ては仕事のため、と割り切って、でもその仕事の時間がほとんどの日常で、だったら絶対に無理するべきでは無いのだ。そんなことは分かりきっている。だがこの社会じゃあ出来ない。でももっと自分の中で本質的な、芯の部分にある気持ちだけは裏切ってはいけない。絶対に駄目。手術の場面、あまりにも説得力があり過ぎてどすんと響いた。何回も読みたい作品。

2019/12/09

サカナ

大差はあれど皆それぞれの「異常」を抱えている。それを受け入れて愛したいと思い始めたハシ。マリちゃんの世界に接触した英雄。性癖?を認めてもらえた玉木先生。花の心境も少しずつ変化していき・・不器用な登場人物の優しさに温かい気持ちになれた終わり方でした。個人的には玉木先生の口に出来ないどうしょうもない趣味が知りたい!

2011/02/01

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