KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC)

BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC)

BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC)

作家
諸星大二郎
出版社
講談社
発売日
2017-10-23
ISBN
9784065102756
amazonで購入する Kindle版を購入する

BOX~箱の中に何かいる~(3)<完> (モーニング KC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

眠る山猫屋

このまとまり方は好きだ。謎の箱形建築物に囚われた八人。ナビゲーターを名乗る魔少女も現れ、謎を解かねば前には進めない。立ち止まれば命どころか存在を失うことになる。そんな物語の解決篇。八人の内の一人、興子が謎解きをリードし、魔少女と対決。興子の正体も魔少女並みに謎なのだが、彼女のおかげで物語は進む訳で。それにしてもこのエンディングは好き。大切なものを失わなければ脱出できないけれど、それぞれが何を失ったのか認識できないのが少し切ない。って興子が失ったのは、人格のひとつ?メタぢゃん・・・。

2017/11/03

ichi-papa

箱の中から出てきたものは・・・。そして参加者が失ったものは・・・。最後はかなり哲学的でした。でも、さすがの幕引き。なんだかわからないけれど、喪失感に涙するその感じ、わかる気がします。でも、本当にちょっと切なかったですね、元からいなかったことになるのは・・・。

2018/07/20

こら

光二のアクションシーンや錯視空間が面白かったです。………という普通の感想は置いといて……… アートマンたる諸星先生の新作というだけで、我々はその恵みをただただ享受するのみなのです!ジェイ モロ・ホシ! ジェイ モロ・ホシ! ジェイ マハー・ダイジロー!!

2017/10/30

ぐうぐう

諸星大二郎とパズルという違和感が、良くも悪くも味だった『BOX』。ここまで徹底してパズル的サバイバルが描かれると、なんとも癖になってくる。と思いきや、最後の謎解きで、ああ、これはやっぱり諸星大二郎の漫画だと腑に落ちる。最後の最後まで振り回されっぱなしの読書となったが、こんな諸星作品が読める日が来るとはという、その貴重さに納得の最終巻であった。

2017/10/29

阿部義彦

いよいよ完結編です。箱が何のメタファーなのか?それは最後まで明かされません。著者としては純粋に謎解きに徹した冒険的な作品ではあったのだろうが、歴史的な肉付けが曖昧で時代背景も取ってつけたような感じでなんか徹しきれてないようなモヤモヤ感が残る読み心地でした、トリックや錯視の技術的な事に費やした時間は作画以上にかなりの時間をかけた冒険作なのは認めるが、活かしきれてはないような?

2017/10/26

感想・レビューをもっと見る