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弱さをさらけだす勇気

弱さをさらけだす勇気

弱さをさらけだす勇気

作家
松岡修造
出版社
講談社
発売日
2018-06-27
ISBN
9784065115619
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「弱さをさらけだす勇気」のおすすめレビュー

「松岡修造は間違いなく“弱い男”だ」――本人が語る“根性論ではない頑張り方”とは

『弱さをさらけだす勇気』(松岡修造/講談社)

「松岡修造は間違いなく“弱い男”だ」。こう聞いて皆さんはどう思うだろうか? 「そんなはずはない」という声が聞こえてきそうだ。彼は「弱い」どころか、熱すぎる。日本を強烈に照らす太陽のようなイメージがある。彼のどこが「弱い」のだろう? 実は、松岡修造さんが「弱い」と認めたのは紛れもなく本人である。

『弱さをさらけだす勇気』(松岡修造/講談社)は、誰もが持つ「弱さ」を認め、それを生かしてチャレンジする方法を教えてくれる一冊だ。

■「弱さ」とは人生をひらく「きっかけ」のことである  では、松岡修造はどのように弱いのか? 彼は自身でこう語る。「(強いイメージがあるが)むしろ人と比べるとかなり弱い人間で、ものごとをマイナスにとらえるところがあるんです」「試合で自分が不利になると、“もうダメ”とあっさりあきらめてしまうこともありました」。

 しかし彼は同時に、「弱さ」とは人生をひらく「きっかけ」のことであると語る。彼は8歳でテニスを始める前に、2歳から水泳をやっていた。あるとき、水泳に「面白さ」より「つらさ」を感じるこ…

2018/7/12

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弱さをさらけだす勇気 / 感想・レビュー

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佐島楓

世界クラスのアスリートは逆境をも味方につける。私のような平凡な一般人でもできることはある。ネガティブに物事を考えない、自己評価を高める、毎日コツコツと努力を重ねる……読んでいたときは高揚していたけれど、こうやってまとめるとなかなか困難なことに思えてきた。まあできるだけ前向きに生きていきたい。弱さを全く持っていない人間などいないのだから。

2018/07/18

ばりぼー

平昌オリンピックのスピードスケート女子500mで金メダルに輝いた小平奈緒選手は、オランダ留学中に「勝つためには相手を殺すくらいの闘争心を持て」と言われても、「そこまで闘争心をむき出しにするのは、自分の性格には向いていない」とわかり、闘争心は相手に向けるのではなく自分にだけ向けること、つまり「自分に克つ」ことに専念したという。オランダから多くの技術を学んだが、奈緒さんの心は「和」。日本独特の古武術なども自分の意思で学び、自分に本当に必要なものは何かを知り、自立心を養ったことが、彼女をさらに強くしたのだ。

2018/08/26

なかしー

前読んだ自叙伝本と重複してる所あり、後はオリンピック出場者やアスリートを取材したことをまとめた感じ。

2019/04/21

踊る猫

なかなか難しい本だ。松岡修造氏が己の「弱さ」を開陳した本というより(つまり堀江貴文『ゼロ』的本というより)、スポーツ界の第一線で活躍し続ける人々がどう「弱さ」と向き合っているかをクレヴァーに分析している本で、薄っぺらな自己啓発本ではない。逆に考えればシンプルに腑に落ちるメッセージというかキャッチフレーズがないので、こちらをストンと動かす本ではないのかもしれない。でも、松岡修造が「みんな頑張っている」ことを認めた上で「(もっと)頑張れ」という言葉を使う頭脳派であることを知られたのは収穫だった。意外と読書家!

2018/08/09

Lesta01

日本一の熱血漢の本。 その中で…【「Why(なぜ)」ばかり考えていたって、何もよくならない。ここから抜け出すための「How(どうやって)」を考えなきゃならない。】 競技者として、指導者として、こういう捉え方って良いなと思った。 いつまでも「なぜ」じゃなく、前向きに「どうやって」…。 早速、実践していこう。

2018/12/27

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