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夜廻り猫(4) (ワイドKC)

夜廻り猫(4) (ワイドKC)

夜廻り猫(4) (ワイドKC)

作家
深谷かほる
出版社
講談社
発売日
2018-07-23
ISBN
9784065117033
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「夜廻り猫(4) (ワイドKC)」のおすすめレビュー

涙ってどんなにおいがするの? 心で泣く人を嗅ぎわける猫と美味しいものに癒される

『夜廻り猫』4巻(深谷かほる/講談社)

 今週も1週間お疲れさまでした。いいことがあった人もいれば、まだまだしんどいことが続いている人もいるでしょう。本稿では、そんな皆さんにそっと寄り添ってくれる『夜廻り猫』4巻(深谷かほる/講談社)を紹介します。愛らしい猫たちと、じんわり温かみのある画風が特徴的なこの作品は、ツイッターで話題になり書籍シリーズ化。巻頭カラーイラストや、全編に書き下ろしのイラストが追加され、さらなる人気を呼んでいます。

■大丈夫、料理は気持ちが大事

 主人公は「泣く子はいねが~」と、夜な夜な街をパトロールする夜廻り猫・遠藤平蔵をはじめとする猫たち。遠藤の鋭い嗅覚は、実際に涙を流して泣いている人だけではなく、心で泣いている人まで嗅ぎつけるほどです。

 ある日、遠藤はスーパーで買い物をする女性から、涙のにおいを嗅ぎ取ります。女性は、同居中のパートナーに旬のサンマを食べさせたいと思っていたのに、サンマは既に売り切れ。よくよく聞くと、パートナーは、シングルマザーに育てられ、時間的に家族で過ごす余裕がない環境で、“旬の魚を焼いて食べる”という食事…

2018/11/2

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夜廻り猫(4) (ワイドKC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yoshida

すっかり虜になっている夜廻り猫。4巻も素敵なエピソードばかり。ワカルくんとさっちゃんの日常にほっこりする。モネと両親もすごく良い。メロディとカラー。そして遠藤と重郎、ニイは安定して良さがある。エピソードでは「あみぐるみ」。作者の思いが読者に届き、読者も作者も救いを得る、ほろりとくるエピソード。「海水浴」、「歩」、「ニイの風」、「与える人」、「さんま」。そして「競争」。他人が幸福に見える時はこう言うんだ、「やるじゃねえか」。そんな人に私もなりたい。ならなければいけない。様々な道標と生きる示唆を得れる作品。

2020/03/01

ペルー

娘が買ってきてくれました🎵どのお話もホッコリ💓 ちょっと切なかったり、笑っちゃうものも。お母さんが一気に老け込んでしまって猫を飼い出すお話、昨年父のために猫をお迎えした我が家の状況と似ています。ラミーも宙さんもモネも皆頑張ってる!ワカルもゆるーく頑張ってる(笑) うちの夜廻り猫には毎晩起こされて弱るけど⤵

2018/08/23

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

読み終えるのが惜しくて、なかなか手が付けられなかったが、読み始めるとあっという間であった。著者のTwitterで発表時にチェックしているのだが、新しく書き加えられた絵や、巻末の書き下ろしもあり、表紙も素晴らしく、読んで眺めて素敵な1冊である。これは本当にいい漫画で、あらゆる人の孤独に寄り添っている。夜廻り猫の遠藤さんと重郎くんは、涙の匂いに気付いては、その人の苦悩や淋しさ、現在、過去、ハンディキャップをふんわり暖める。誰かにこんな風に寄り添いたい。こんな風に笑って流したい。あと、廉価グルメ本の側面もある。

2018/08/01

ままこ

モネはほんとお父さんとお母さんが大好きなんだね。モネが口を半開きにして寝てる絵が可愛い。うちの猫もこんな顔して寝てることがあるなぁ。不憫なラブが幸せになれて良かった。なんやかんや言いながらも面倒見の良い彼には是非とも良い縁談を持ってきてね平蔵さん。

2018/09/04

みつにゃん

1話1話じっくり読んだ。相変わらず優しい。ワカルがだんだんかわいくなってきて萌えるw 食べちゃダメよって言われたキムチを食べたワカルの話が好き。雑巾野郎も初登場。いい味を出してる。登場人物が皆愛おしい。

2020/07/26

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