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大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人

大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人

大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人

作家
大江健三郎
柄谷行人
出版社
講談社
発売日
2018-07-01
ISBN
9784065118627
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あらすじ

1994年の大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞前後に行われた全対話三篇を集成。小説と批評の両面から日本文学界を牽引してきた二人が、文学、思想、言語、日本と日本人について、縦横無尽に語り合う。柄谷氏の書き下ろし序文と年譜を付す。

大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人 / 感想・レビュー

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踊る猫

柄谷行人の言葉に反して、二十年前に語られた言葉なのでそれほどアクチュアリティがあるかどうかと考えると疑問を感じざるを得ない。だが、知性と知性のぶつかり合う様はスリリング。今まで古臭いと敬遠して来た中野重治を読みたくさせられたし、お二方の仕事にも(特に柄谷にも)興味が湧いて来た。一番面白かったのは曖昧さを巡るやり取り。曖昧さを英語でどう訳すか……それはそのまま日本語の「曖昧」という言葉の揺らぎを考察することで、日本語そのものを揺さぶることにも繋がるのだろう。願わくば今の時点での対話を少しでも収めて欲しかった

2018/09/15

なおうど

日本語で書きながら、世界言語でもあり得るような表現を日本人がしていくことを僕は心から望んでいます。日本語で書いて、ある日、その原稿を持って亡命して、アメリカに行って出版しても、貧しい生活が送れるような、しかも、それが亡命できない幾多の日本人の表現でもあるようなものをやってもらいたい。誰も読まないからごまかしがきくなどということを、夢にも思ってはいけないと思う。ここだけの話だがという言い方はできないと思う。誰かが必ず見ていると思うんです。実際に見ている人自体が問題ではない。サルトルがいう他者の眼差しがある。

2019/03/08

テイネハイランド

図書館本。大江健三郎氏と柄谷行人氏による3つの対談「中野重治のエチカ」「戦後の文学の認識と方法」「世界と日本と日本人」が収録されていますが、どの対談も難解な箇所が多く断片的にしか理解できませんでした。その中で面白かったのは、柄谷氏による、哲学者カントに関する引用の部分で、彼の著作を媒介にしてドイツの哲学者の著作に触れるのも一つの手かなとちょっと思ってしまうような紹介の仕方でした。柄谷氏の著作については未読なので、今後機会があれば読んでみようと思います。

2018/09/04

Z

世界に誇る日本の小説家と批評家との対談。レベルが高い。中野重治をめぐって、戦後文学を巡って、世界と日本についての対談。大江健三郎が柄谷行人にひけを取らずに対話できていたのが驚いた。かなりの勉強家。こんな風に物事や小説を捉えればいいのかという見本だった。

2018/11/15

mstr_kk

大江健三郎すげえええー!というのが一番の感想。あんなに感覚的な部分で天才的な小説家なのに、こんなにとてつもない勉強量とは。いや、超勉強家なのはもちろん知っていましたが、柄谷行人と並べたとき、大江さんのほうがずっと豊かに見えました。僕だけでしょうか?絶望すら感じました。

2018/08/23

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