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わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし (KCx)

わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし (KCx)

わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし (KCx)

作家
ニコ・ニコルソン
出版社
講談社
発売日
2018-06-07
ISBN
9784065122518
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「わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし (KCx)」のおすすめレビュー

「一緒に死のうかと思って」大好きなお婆ちゃんが少しずつ変わっていく……認知症になった祖母との暮らしを描いた『わたしのお婆ちゃん』

『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(ニコ・ニコルソン/講談社)

もうね お母さんと一緒に死のうかと思って。

 実母から告げられた衝撃的な一言からはじまる『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(ニコ・ニコルソン/講談社)。正直、読むには勇気がいった。ニコさんのマンガは、震災で流されたご実家を再建する実録コミックエッセイ『ナガサレール・イエタテール』を読んでいたし、ご祖母であられる通称「婆ル」(ちなみにご母堂は「母ル」)のことがどれほど好きで、離れていても大事に思っているか伝わっていたから。私自身が昨年末に祖母を亡くしたばかりの、ババコンだからでもあるのだが、なんとなく読まねばならぬ気がして読んだ。予想どおり涙が止まらなかったが、読んでよかった。おそらく本作は、介護に少しでも関わったことのある人なら共感するとともに、解消しきれない罪悪感をわずかでも癒してもらえるんじゃないかと思う。

 前述したとおり、宮城にあるニコさんのご実家は3.11に津波によって流された。一命をとりとめた母ルと婆ル。避難所生活のなかで元気を失っていった婆ルが、それ…

2018/7/16

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 “家族と過ごす時間”は、とくに血の繋がっている間柄だと、多少の不義理をしたくらいでは関係は壊れまいという安心感から、あとまわしにしがち。いつまでも自分が子どものころの、面倒を見てくれた元気いっぱいな彼らの姿が、脳裏に焼きついているのも大きいだろう。

 だが親も祖父母も、自分が大人になった分だけ年を重ねて老いている。懸念される症状の一つが“物忘れ”――認知症だ。5月には立て続けに2作、認知症がテーマの映画が公開される。誰にとっても他人ごとではないテーマだからこそ、家族との久しぶりの時間も増えるこのゴールデンウイークに、読んでじっくり考えたい4冊を、映画原作を含めてご紹介しよう。

■『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(ニコ・ニコルソン/講談社)

『わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし』(ニコ・ニコルソン/講談社)

もうね お母さんと一緒に死のうかと思って

 それは、祖母との2人暮らしに、静かに追い詰められていた母からのSOSだった。

 2011年3月11日、宮城にあるニコさんの実家は津波によって流された。母ルと婆ルは2階に逃れて一命をとりとめ…

2019/4/30

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わたしのお婆ちゃん 認知症の祖母との暮らし (KCx) / 感想・レビュー

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nyaoko@大掃除はやる気が出てから

認知症になった祖母と、共に暮らす母と、孫である作者ニコさんの実話漫画。みんな年を取るのは分かっていても、そこから何年も何十年も長生きをして、長生きをしたら認知症にもなる当たり前の時代になったという認識を持っている人は少ない。年齢問わず、性別問わず、たくさんの人に読んで欲しい。自分の親が、祖父母が、いずれは兄弟が、自分が歳を取るとどうなるのかと言うことを。そして、涙と涙で読んでください。

2019/04/15

たまきら

地元の図書館が認知症サポートの展示を開いており、その展示で出会った漫画です。認知症の義父を去年看取った自分にはまだまだリアルな話題ですが、当時市議会議員だった義母が素晴らしい施設を見つけた時、家族全員で賛成しました。家族でフルタイムで見ることが最善なわけではなく、助けを求めることは認知症の患者も助けることになることを元胸をはって言える世の中になってほしいと思います。冒頭の津波の話から最後まで一気に読みました。お母さんに「本当に努力されましたね」とお伝えしたいです。

2021/09/18

むさみか

認知症になって すぐには納得できない 家族の変化に 戸惑い 疲れていくさまが とても胸に響きます 祖母 母 自分と 寄り添って生きてきたニコル家 勿論大切な家族ですから いつまでも一緒に居たい いつかお別れが来る日までは あんなに切望した家で暮らさせてあげたい でも どんなに大事な人でも 大事な人だからこそ 変わってしまった人が あるがままに居られる場所が 幸せかもしれません

2020/11/12

たろへ@たにし

久々に表紙買いした漫画。不勉強で申し訳ないですが、この作品で初めて知った作者。肉親が、かつて知った人でなくなっていく不安・恐怖・絶望・悲しみ・怒り。綺麗事でない現実を受け入れる勇気と愛情に感動する。

2018/06/26

音吉

こういう現実から目を背けたい人もいるだろう。 しかし、多くの人に読んでもらいたい話。 病気には抗えないが、愛情あふれる作家さんの目線が優しくて、静かに感動。 私は泣いてしまいました。 お薦めです。

2018/06/20

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