読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

歪んだ波紋

歪んだ波紋

歪んだ波紋

作家
塩田武士
出版社
講談社
発売日
2018-08-09
ISBN
9784065123515
amazonで購入する Kindle版を購入する

歪んだ波紋 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

塩田 武士、3作目です。メディアと誤報とフェイクニュースを巡る連作短編集、バブルやグリコ森永事件の亡霊も絡み興味深い内容です。フェイクニュースはまだ簡単ですが、きちんと裏を取って真実を伝えることがいかに難しいか。特にネットの世界は、魑魅魍魎が飛び交っています。

2018/09/02

ケンイチミズバ

犯罪報道が情報の裏付けをとらないまま他社より先んじて報じる特ダネ狙いが横行する。それは視聴率や発行部数アップという売り上げにも繋がるので社命でもあるのだろう。しかし後から誤報を詫びたり訂正してもそれによって人生を狂わされた、傷つけられた人がいる事実は消えない。報道機関は反省しない組織なのか、軽率さが罪深いと私は思います。ネットはといえばアフィリエイト広告のための記事ばかり、私たちはお金を払って広告を見せられるためにスマホを配給されているようなもの。真のジャーナリズムは滅亡しかかっているのではないだろうか。

2018/08/23

ウッディ

引退した新聞記者は、自殺した同僚の遺品を整理する中で、昔の記事が誤報で、それにより人生を狂わされた一人の女性がいたことを知る。そしてそのきっかけが自分であったことも・。メディアの形態が変わり、ネットへの依存度が高くなり、フェイクニュースが横行する今、情報の正確性と発信する人の責任と倫理に切り込んだ短編集。インパクトのあるニュースがあると、その真偽を確かめもせず、一斉に世論が加害者をたたく世の中は怖ろしい。小説としての面白さはイマイチでしたが、元新聞記者として矜持が書かせた一冊なんだろうなと思いました。

2019/02/04

kaz

高度な理解力を要するわ。いわゆる陰謀モノ⁉︎もう張り巡らせた伏線がこんがらがってて。読み解いていくだけで大変よ。それぞれの登場人物の名前と職業とスタンスを把握しきれない。読み終わって即また最初から読み返したくなる。(読み直さへんけどね)思想を持ってメディアの信用を落とす為のメイクニュース。あり得るか!?地名や人名が虚実ない交ぜはわざと?ともさかりえの身長が伸びた話題を「どうでもいい」の代表扱いしたら、かわいそう。どうでもいいけど。メイクニュース側の動機を明確にして欲しかった。

2019/01/14

いつでも母さん

タイトル作を含む短編5話。どこかで繋がる人間関係。いや、そういうことじゃない。『誤報』の話だ。騙されるな。真実を、疑え。それは誰に向けた言葉なの?新聞、TV、ネット・・時代は変わっても事件は起きる。起こすのは人間なのだ。そして報せるのも人間。知りたい人がいる限り『情報』は駆け巡る。私の世代から上の人間にはSNSは馴染みはない。だからこそ、ニュースや新聞は常に正確であって欲しい。いくら早くたってどこかに『嘘』が混じっているのは要らない。「舐めるなよ。」と言いたいのは読後の私だけだろうかー

2018/08/28

感想・レビューをもっと見る