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マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書)

マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書)

マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書)

作家
飯田一史
出版社
星海社
発売日
2018-07-27
ISBN
9784065123874
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「マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書)」のおすすめレビュー

「マンガワン」や「ツイ4」は何が画期的だったのか? これからのマンガビジネスを考えよう

『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代(星海社新書)』(飯田一史/星海社・講談社)

 ついに、電子が紙を超えた――。2017年、コミックスの売上において、紙が1666億円、電子が1711億円となり、両者の立ち位置は逆転した。確かに、電車の中でも、雑誌ではなく、スマホでマンガを楽しんでいる人をよく見かける。こうした変化を加速させたのは、やはり「LINEマンガ」や「マンガワン」などの「マンガアプリ」の隆盛だ。

 今やマンガアプリ市場は、新興のIT企業から伝統的な出版社までが参入し、玉石混交のレッドオーシャンとなっている。この先、日本のマンガビジネスはどう変化していくのだろうか。本書『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代(星海社新書)』(飯田一史/星海社・講談社)は、マネタイズの多様化や、ブランドの構築が大切になり、従来の「雑誌は赤字でも、コミックスの売上で取り返す」というビジネスモデルが終わると予想している。本稿では、読者にもなじみ深いであろう「マンガワン」と「ツイ…

2018/8/19

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マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの? マンガアプリ以降のマンガビジネス大転換時代 (星海社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kenitirokikuti

2018年夏の刊行で、おもに2017年ごろのマンガ雑誌の低迷&非版元系マンガアプリの躍進にフォーカスしている。その後は版元系アプリが巻き返している感じ。スパイファミリーが当たったね、と思ったら鬼滅がメガヒットしたり、依然として変動が激しい▲本書、よくまとまっているのだが、それでもカバーしきれない領域がある。スマフォからあらゆる領域に接続するのが原因かな。自分もいまマンガアプリがいくつあるのかうまく数えられるないし。

2020/04/02

ぷほは

版元の編集者に「ぷほはさんは読んどいたほうがいいですよ」と勧められたのだが、面白かった。さらに言えば、書籍単位での漫画の登録も結構多い読メユーザーも読んで損のない情報量だと思う。アプリサービスの多様化に完全に出遅れ、相変わらずリアル書店やマンガ専門店で新刊チェックする習慣で生きている私のような人間にとってとても勉強になったし、韓国の開発動向をきちんと押さえてくれるのもありがたかった。旧来方式からの非合理な制度・慣習の常態化は経路依存性などと呼ばれるが、それらすら根こそぎ解体される前に読んでおいて良かった。

2018/08/22

宮本

マンガアプリにも電子書店/プラットフォーム系と版元/編集部系があるが、様々な理由でビジネスモデルが収束していく。 アプリを軸にしたマンガビジネスは「マンガ作品」を売っているのではなく、「体験フロー」を提供している。

2019/01/17

サタイン

マンガオタなのに全然アプリ関係の話知らないのでいろいろと勉強になった。そもそも対象でなかったからあんまりリーチしてくれてなかったのかとは思うけど、もうちょっと月1万くらいマンガ買う僕みたいなのにもリーチしてきて欲しいとは思う。

2018/11/06

Kentaro

ダイジェスト版からの要約 日本のマンガビジネスは大転換の渦中にある。95年に売上のピークを迎え(マンガ雑誌+コミックスで5864億円)、以降は右肩下がりの時代が長く続いた。17年にはコミックスの電子版売上は1711億円となり、紙のコミックスの売上1666億円を上回った。マンガアプリは、電子コミックスの売上増大だけではない。LINEマンガなどの1000万を超えるダウンロードとDAU(アクティブユーザー、1日の利用者)数十万~100万規模のマンガアプリが、大半の紙のマンガ雑誌を上回る影響力を持つようになった。

2018/08/29

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