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車輪の上

車輪の上

車輪の上

作家
乙武洋匡
出版社
講談社
発売日
2018-10-11
ISBN
9784065126578
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乙武洋匡「社会的に死んでもまだ、僕の人生は続く」『五体不満足』から20年、新作は“ホストの世界”

「この小説の終わり方は、ある意味、僕の、僕自身の人生に対する想いが表れているのかもしれない……今思うと」

 乙武洋匡さんは、新作『車輪の上』(講談社)のクライマックスについてそう語った。

 乙武さんは、生まれつき四肢切断という障害をもち、両手両足をもたないまま生きてきた。しかし、そんなハンディキャップをものともしないような、生来の負けん気の強さとポジティブな思考が、彼の人生をパワフルに彩った。そんな勇気に満ちた半生を描いた『五体不満足』(講談社)は大ベストセラーに。そのタイトルが世間に与えたインパクトを考えれば、一種の社会現象と呼んでもいいだろう。

 その後の華々しい活躍は、しかし、ひとつのスキャンダルによって音を立てて崩れ去る。多くの人々が「乙武さんは終わった」と思った。

 車椅子に乗る青年がひょんなことからホストの世界に足を踏み入れた姿を描いた小説『車輪の上』は、乙武さんが長い沈黙を破り、復帰した後の第一作だ。『五体不満足』から20年、新たに書かれた小説は、当時のポジティブな彼の価値観を引き継ぎながらも、どこか人間くさくて、内省的だ。主人公の愚か…

2018/11/6

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車輪の上 / 感想・レビュー

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はじめさん

脳性まひで車椅子の青年が「おめーにゃ無理だ」と言われ、売り言葉に買い言葉でホストクラブに入店。新入りはトイレ掃除から開始だが、両手が塞がってできない。おめーは口だけか、あ゛? とすごむオラオラ系の先輩の言葉に唇を噛んだりするが、同僚や愚痴を聞いてくれるゲイバーのお姉さん、互いに憎からず思っている女子大生などとの交流、メディアに取り上げられる事で指名も増える。快進撃に見えたが…。/ 小説としては視点の入れ替わりが激しくちょっと…だけど、この作者だからこそ障害者や水商売に変なレッテル貼ってないかい? と問える

2018/11/18

panashe

〈図書館電子図書〉【あんた車椅子でしょ。ホストなんてできるわけないじゃないですか】の言葉に、ホストになった阿部シゲノブこと河合進平。健常者、障害者って何だろう?外見だけではなくて内面も。今更ながら考えてしまった。乙武さんだからこその障害者の目線と障害者ヤクザという意味。小さな発見が散りばめられた本だ。音声読み上げ機能付

2020/05/04

ふっかー復活委員長

【同じ目線なんて、ありえなかった】主人公が知らずのうちに、心の中に築いてしまった「そういう世界」。傷付かないように予防線を張る癖がついてしまうと、払拭するのはなかなか難しい▼リョーマの「クソみてぇなトークも、酒ぶちまけた粗相も、車椅子と全く関係ねぇじゃん」は、(言われてみれば当たり前だけれど)抜けがちか視点。"も"の前を自分の失敗に、"車椅子"をコンプレックスに置き換えてみると、背筋に電撃が走る。

2018/12/10

ぴよ子

乙武さんだからこその説得力というかリアリティ。 車いすの男性を主役にした、前向きになれる話。 ホストクラブの経営者かつホストのリョーマさんがとてもよかったです。「車椅子だから」と卑下しているシゲノブに気づきを与えられる存在として描かれていました。私もこういう考え方になれたらいいなと思いました。 車椅子じゃなくても、差別はある。 今話題のLGBTだってそうだし、ほかにもいろいろ。 人は本当にそれぞれ。それぞれを認め合い生かしあい、素敵な社会になっていったらなと思います。

2018/11/06

Yuko

元お笑い芸人、元車椅子ホスト、現在は「寺田家TV 車イス押して」のYouTuberとして全国を旅する寺田ユースケさんがモデルの小説。 障害者である主人公自身が「障害者だから」という考え方に囚われていたこと、更にはホストという職業に対して偏見をもっていたのはほかならぬ自分だったと気づいた場面が印象的だった。ホストクラブのNo.1がかっこよすぎ。 まずは「知ること」から始まる。いろんな人がいてあたりまえ、車いすもLGBTも“普通じゃん”という社会は遠くないと思えた。

2018/12/09

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