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ぎりぎりの本屋さん (文学の扉)

ぎりぎりの本屋さん (文学の扉)

ぎりぎりの本屋さん (文学の扉)

作家
まはら三桃
菅野雪虫
濱野京子
工藤純子
廣嶋玲子
出版社
講談社
発売日
2018-10-25
ISBN
9784065130506
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ぎりぎりの本屋さん (文学の扉) / 感想・レビュー

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はる

不思議な本屋さんの物語です。5人の児童作家の連作集。同じ設定でも作家さんによって微妙に味付けが違って面白い。異なる作品に同じキャラクターが出てきたりするけれど、このあたりは作家さんどうしでどういうやりとりがあったのか知りたいですね。廣嶋さんのお話が一番好みかな。作中に出てくる「桜守の狐」、凄く面白そう。廣嶋さん、描いて欲しい笑。

2019/04/27

chimako

プロローグとエピローグのフォントが良い。作家さんたちへの質問もなかなか楽しい。そして、小さな本屋を巡る連作は子どもだけが読むにはもったいないような出来映え。リンクする物語に度々登場する青いエプロンの男の子。中学生くらい。でもね300年も生きてるんだって。本屋はビックリするような奥行と不思議な空気に包まれて「ぎりぎりだったね」の一言で迎えられる。ぴったりの本を薦められて読んでみたいなぁ。このおばちゃんには何をすすめてくれますか?

2019/02/10

へくとぱすかる

ふしぎな書店に迷い込む子どもたち。それぞれの体験は違うけど「ぎりぎり」の状態から助けられていく。昔からいつも思っていたことですが、書店や図書館には、なぜか人を救ってくれる魅力ある何ものかがあるのです。そういう何ものかを、ここでは店番のふしぎな男の子という形で見せて(読ませて)くれます。思わぬやさしさに巡り会ったり、魅力のある本に出会ったり。巻末でそれまでのあれこれが、みんな伏線として心地よく回収されます。読んで心の安らぎと、少しのふしぎを。5人の著者の競作だと早とちり。リレー小説だったんですね。

2021/02/01

ぶんこ

何かに「ぎりぎり」の状態で思わず駆け込んだ本屋さんには、同じ年頃の少年店員が居て困り事に適切な本を出してくれる。解決策がスカッと爽やかに簡単・・とはいかないところが良い。家賃がかからない、人件費もいらないような自宅で1人でならOKかなと思うものの、新刊や人気本を仕入れられるかというと難しそうなので、古本屋さんならできるかな?なんて夢のようなことを考えてしまいました。5人の作家さんが順番に書いていますが、適度な長さで読み易かったです。スペシャル付録が面白かった。

2019/01/17

キラ@道北民

「ぐるぐるの図書館」と同じ5人の作家による連作短篇集第2弾。「ぎりぎり」の状態で本屋に飛び込むと青いエプロンの店員さんが助けてくれる。確かに本は災いを減らしてくれる。立ち読みOK、くつろげるソファやスペースもあり、自分の求めている癒し本を出してくれるなら毎日でも通ってしまいそう。連作とは思えないストーリー展開で丸々1冊楽しめた。

2019/01/13

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