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ワールド・インシュランス 02 (星海社FICTIONS)

ワールド・インシュランス 02 (星海社FICTIONS)

ワールド・インシュランス 02 (星海社FICTIONS)

作家
柴田勝家
しおん
出版社
星海社
発売日
2018-09-16
ISBN
9784065131077
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ワールド・インシュランス 02 (星海社FICTIONS) / 感想・レビュー

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サケ太

「その覚悟を決める時に必要なのが信念だろう」此度も非常に面白い。『保険』を利用した駆け引き。その痛快さは健在。舞台はルーマニアへ。“最高の誠意”を履行し、女性を救うために此度も奔走するカイン。国家をロイズさえも壊しかねない生体データ。SFの面白いところは、もしかしたら世界はこの様に変質する可能性があるのでは、と思わせつ所。歴史的な事実さえも交えつつ、極上のエンタメに仕上がっている。個人的には、ビッグ・マックが非常に好み。単純だが、痛快で気持ちがいい。

2018/09/17

イツキ

今回もまた特殊な生い立ちと体質を持つ女性を巡る保険の話。自分の健康と寿命に投資する年金というのはとても興味深く成る程と思わされ、ルーマニアのドラキュラ伝説と絡めた年金を破綻させられる存在がとてもよく考えられていて面白かったです。そしてそんな利権の網に絡め取られた女性を救うために正義感と最高の誠意を信念に動くカインがとてもカッコいいです。次巻が最終巻ということで楽しみですが早くも名残惜しい気持ちになります。

2018/09/19

生体データを盗み出した女性の保険を請け負う、近未来保険アクション小説。「チャウシェスクの子どもたち」が年金を受け取れない問題は社会科学視点のSFであり、ルーマニアのドラキュラ伝説を現実世界に体現するのは人文科学視点のSF。ステレオタイプなイメージがつぎ込まれ(サッカーに熱狂するイングランド、華僑マフィア、サムライ化する日本人などなど)驚きこそ無いが、その驚きの無さがリアリティであり、混乱する近未来のルーマニアで生きる人々に最良の結末を与えている。世界は変化していっても、そこに生きる人々の願いは変わらない。

2018/10/24

東山ききん☆

三巻構成になってる本作だが、おそらくこの巻を飛ばしてしまっても差し支えはないのではないのだろうか。その辺りが一番引っかかった。 前巻のヒロインはあまり活躍せず、メインストーリーはほとんど動かない。 しかし、この作品は主人公が最高の誠意を尽くすという話なので、その意味ではしっかりとひとつのエピソードが描かれていると言える。 あと何につけてもビックマックが終始かっこよかったので良かったです。

2019/01/11

matsu0310

☆☆

2019/02/23

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