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叙述トリック短編集

叙述トリック短編集

叙述トリック短編集

作家
似鳥鶏
石黒正数
出版社
講談社
発売日
2018-09-20
ISBN
9784065131398
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あらすじ

*注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!

「叙述トリック短編集」のおすすめレビュー

初めから“叙述トリック”だとネタバレしている挑戦的なミステリー!

『叙述トリック短編集』(似鳥鶏/講談社)

 誰かにミステリー小説をすすめるとき、“叙述トリックもの”ほど厄介な存在はない。叙述トリックとは、「作者が読者に仕掛けるトリック」とも説明されるように、文章の書き方で読者を騙すトリックのことだ。

 たとえば、“「僕」という一人称を使う人物が実は女性だった”というように、男女を誤認させるものなどが王道である。読者からしてみれば、それまで当たり前だと思っていた前提条件が突如崩れ落ち、その瞬間まったく違う世界が見えてくるのだから、うまくハマればとてつもない「ダマされた!」という快感が得られる。それ故に、叙述トリックは人気があり、これまでにもさまざまな趣向を凝らした名作が生まれてきた。

 だが、それを「おすすめしよう!」という段になると、ひとつ大きな問題が目の前に立ちはだかる。それは、“叙述トリックが使われていること”自体がその作品のネタバレになってしまうことだ。ミステリファンの間でも「そこまでは気にしない」という人もいるのだが、私はそれを隠そうとする作者のたくらみまでを含めて作品を味わいたいと思っている。だから、叙述…

2018/10/10

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叙述トリック短編集 / 感想・レビュー

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徒花

おもしろかった! タイトルのとおりで、すべての物語で「叙述トリック」が使われていることが明言されているミステリの連作短編集。いやいや、そもそも「叙述トリックが使われています」なんて最初に言っちゃっていいのか、と思いながら読み進めていくと、最後の最後でやっぱりどんでん返しがある。人の死なないライトなミステリーはあまり好きな方じゃないけれど、この本は本自体に仕掛けられたパズル要素が面白かったのでサクサク読めた。

2019/07/07

NADIA

「この本は叙述ミステリです」 叙述ミステリであることを最初にバラしておきながら、楽しませる自信があるとは似鳥さん、なかなかやるな(^^) で、やっぱりちゃんと騙されたし。コミカルな語り口と注釈は健在で、久しぶりの似鳥さんを楽しんだ。そして、お楽しみのあとがきはいつもよりパワーアップ。というより、あとがきがこの本の主役だ。一緒に借りた本がなければもう一度読み返したい。

2019/01/22

R

題名の通り、むしろ、作者からの挑戦状といっても過言ではない本でした。叙述トリックという、謎解き、ひっかけを潜り抜けるのが好きな人にはたまらない一冊であろうというところ。私は、物語を楽しんで、推理小説も、謎解きを探偵さんにしてもらってこそという感じなので、この本の真骨頂を味わうことはできなかったと思うのですけども、なんとなし、そういうひっかけだったのかというのを成る程と楽しみながら読みました。ただ、どこがそうなのかと頭使って読んでしまうので、物語を素直に楽しめないとも感じました。

2019/02/18

うどん

騙されると分かっていながら読んでいたのに見事に騙されましたー!

2018/10/28

ダイ

連作短編集。タイトルからアンソロジーだと勝手に判断して図書館予約していませんでしたが、読友さんの感想見てそれから予約してようやく読めました。表紙の前代未聞というのは大げさな気もしますが楽しめました。背中合わせの恋人が一番好き。

2019/02/27

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