読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼 (講談社文庫)

文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼 (講談社文庫)

文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼 (講談社文庫)

作家
京極夏彦
出版社
講談社
発売日
2018-10-16
ISBN
9784065132050
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

牧野葉月にとって携帯端末(モニタ)こそが世界の総てだった。何もかもが管理された無味無臭なはずの世界で、血生臭い連続殺人が少女たちを脅かす。行方不明の同級生・祐子に忍び寄る“狼”の影──。百鬼夜行シリーズにも連なる驚愕の結末。

文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼 (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

優希

文庫で再読です。近未来を題材にしたSFですが、シンプルに感じました。現在に近い時間が流れているからでしょうか。人と人とが触れ合うことが少ない高度情報化社会で起きた連続殺人事件。世界が「鎖」であることに気づいたとき、14歳の少女たちがはじめて友達として繋がるのが、世界の全てが「端末」で動かされていたからだと思います。それにしても約20年前にこのような物語が生み出されたことが凄いなと。

2019/01/21

『よ♪』

"端末(モニタ)"を持たされ誰もが管理された近未来。そして管理されることに安心を感じる怠惰な世界。合成食品の開発によって断ち切られた食物連鎖。回避された食糧危機と動物を殺傷する必要が無くなった世界。そんな平和な筈の社会で発生する連続殺人が核。被害者の少女と事件に巻き込まれる同クラスの少女達。事件を調査する大人達。読み進むに連れ膨れ上がる疑問。事件の繋がり。被害者と容疑者の繋がり。連続性と非連続性。ミステリとしても面白く、サスペンスとしても楽しい。とてもエンタメ性に富んだ作品。何よりも舞台設定が好みだった。

2019/02/08

enana

人と人との物理的接触が極めて希薄な高度情報化社会。清潔で完璧なはずの日常で起きた連続殺人事件が十四歳の少女達を覚醒させる。世界のすべてだと思っていた端末が“鎖”だと気づいたとき、牧野葉月は初めて友達と繋がる。真実を求める少女達を殺人鬼が狙う。“忌避すべき狼”の正体とは?

2018/12/26

geshi

15年以上前に今の時代のさらに先を見据えてきた京極さんの先見の明よ。中盤まではひたすら回りくどく、モニタ越しの世界のように殺人事件が起こっても現実味を伴わないから、何の話をしようとしているのか分からない。しかし後半でリアルに触れていき、痛みを覚え、キャラクターたちが躍動し始める。クライマックスのデタラメとも言えるやり切った感は爽快だなぁ。言葉に付随する観念を一度引きはがし、最後に残る意味そのものを突き付けてくる過程は百鬼夜行シリーズの「憑き物落とし」そのもの。

2018/12/10

ゆんこ姐さん@拒食中

こんな話やっけ?!?!なんか覚えてる内容とかなり違って新鮮に面白かった。京極夏彦のSFものとか貴重すぎる。

2018/10/22

感想・レビューをもっと見る