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嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)

嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)

嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)

作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2018-10-16
ISBN
9784065132876
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「嘘ですけど、なにか? (講談社文庫)」のおすすめレビュー

嘘つきアラサー女編集者vs.国家権力!木内一裕氏が描く大逆転ジェットコースターミステリー

『嘘ですけど、なにか?』(講談社)

 嘘をつくのは処世術。嘘をついて何が悪い。誰かを悲しませるようなものでないのならば、誰にも嘘だとバレないならば、いくら嘘をついたっていいだろう。

「わたしは編集者です。作家さんの苦しみを減らすためなら、どんなウソだってつきます」。口八丁であらゆるトラブルを解決していく女編集者を主人公としたこのミステリーを読んでいると、「こんな風に上手に嘘をつけるようになりたい」と主人公に憧れすら抱いてしまう。

 そのミステリーとは、木内一裕氏著『嘘ですけど、なにか?』(講談社)。この物語に出てくる主人公がとてつもなくかっこいいのだ。息をするように嘘をつく女…というと聞こえはよくないが、嘘を武器に、問題に立ち向かっていく様はなんと勇ましいことか。著者の木内氏は、『BE-BOP-HIGHSCHOOL』などの作品で知られる漫画家。表紙を飾っている不敵な笑みの女性は一見写真のようだが、実は木内氏によるイラストというから驚かされる。漫画家であり、映画監督でもある木内氏が小説の世界で描く情景はどこをとっても目の前に浮かぶよう。映像化間違いなし…

2018/12/7

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嘘ですけど、なにか? (講談社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ナルピーチ

これぞ、ザ・エンタメ!毎度の事ながらコミカルに面白可笑しく読ませてくれる。本作も期待値以上の内容で一気読み!編集者として奔放に振舞う“水嶋亜希”。ある日、偶然出会ったエリート官僚と一夜を共にした事を切っ掛けに、予想もつかない事件に巻き込まれていく…。サバサバとした亜希のキャラがなんともカッコいいし、待田の必死で空回りする形相も目に浮かぶ。やはり漫画家としての土台があるから、出てくるキャラの魅せ方がホントに上手!結末もスカッと決めてくれた。亜希ちゃんの更なる活躍も見てみたい。是非ともシリーズ化して下さい!!

2022/05/22

射手座の天使あきちゃん

【ハヅキルーペのCMをイメージして】 世の中のミステリーはありきたり過ぎて読めなーい❕ でもこの本を読むと世界が変わる、思わず笑っちゃうんです。 長時間読んでも飽きないんです。 ちょっと読んでみて下さいね。表紙のイラストも手書きなんです。 わーぉ♪ このクォリティ、さすがはメイド・イン・ジャパン❕。 水嶋亜希だーいすき♡ 続編希望です(笑)。

2018/11/10

のり

嘘も方便と言うが、言葉巧みに自分のペースに引き込む能力?を持つ編集者の「亜希」。ある出来事で運命的な出会い?をはたした相手が、テロ事件を境に奇怪な行動に…エリートなのに、やる事が杜撰過ぎる悪党。こういう奴が国の中枢に絡んでいるのが怖い。一連の事件に巻き込まれた「八郎兵衛」の生い立ちも同情するが、亜希とのコンビは中々良かった。それにしても表紙が著者の直筆画とは驚き。上手すぎる~。

2020/06/12

ぴよこ

何これ!めちゃくちゃ面白かった!木内一裕先生サイコー!何度も声に出して笑う場面あり、ハラハラあり、まあ、先の展開こうなんかなぁという具合ではあったが、自分はかなり 楽しく読めました!

2018/11/05

chiru

わがままな作家の要求を、巧みな嘘でかわすハイスペックな女編集者、亜希。出会ったばかりのイケメン警察官僚の発した“一言”が導火線に火をつけ、爆弾テロへと燃え移っていく。ここからが亜希の本領発揮の連続打。容疑者にされた彼女は、洞察力と話術を駆使して取り調べの舵を奪い取り、警官を手玉にとってしまうし、亜希と少年を拉致した悪者まで味方につけ、事件の誘導を謀る。だけど、少年を守る亜希の決意に、一点の偽りもないところが好き。ユーモアとスリルの両方を兼ね備えた傑作でした♪ ★4.5

2019/07/13

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