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昭和期デカダン短篇集 (講談社文芸文庫)

昭和期デカダン短篇集 (講談社文芸文庫)

昭和期デカダン短篇集 (講談社文芸文庫)

作家
道籏泰三
太宰治
織田作之助
坂口安吾
野坂昭如
中上健次
島尾敏雄
出版社
講談社
発売日
2018-10-12
ISBN
9784065133002
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昭和期デカダン短篇集 (講談社文芸文庫) / 感想・レビュー

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まんだむ

初めて読む作家ばかりで楽しめた。ただ、内容が内容だけに、読み切るのに体力のいる一冊でした。葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」は何度読んでもいいし、続く宮嶋資夫の「安全弁」も良かった。衝撃だったのは、ラスト三つの、三島由紀夫の「憂国」、野坂昭如の「骨餓身峠死人葛」、中上健次の「十九歳の地図」。どれもすごいし、読んで良かった一冊でした。

2019/02/02

三毛猫座(みけ

三島由紀夫の憂国、初めて読んだ。趣味丸出しですごい笑!野坂昭如の骨餓身峠死人葛、これも圧巻。こんな小説は初めて読んだし、引き込まれた。

2018/11/30

あにこ

収録作が豪華。しかしチープではない。さすがは講談社文芸文庫。そのセンス良いはずの選者の解説が、のっけから『デカい箪笥』が云々というのには閉口した。恐ろしいほど寒い話だがこれはマジなのだ。■三島由紀夫の『憂国』は今回初めて読んだが、これほど美しい話はない。趣味丸出しで凡人ならば芸にならぬところが、一周回って立派な芸術作品になり得ている。■『十九歳の地図』、これはすごい。センスがむき出しである。物語が大きく動くことはないが、異様な活力が渦巻いている。

2019/12/26

カワハ

デカダンな名作ばかりを集めた短編集。デカダンといえば自分は安吾や太宰、織田作などの無頼派が思い浮かび、本書でも彼らの作品は充分面白いのですが、圧巻は野坂昭如の骨飢身峠死人葛(ほねがみとうげほとけかずら)。どうしようもなく欲と性と死の香りが匂い立つのに、目を背けたくなるどころかぐいぐいと引き込まれる。それは、死人を養分として綺麗な花を咲かせる死人葛のように、どこか美しささえも感じる程でした。

2019/10/10

三井寿里

やっと読み終えた…というのが本音。「デカダン小説」は私には合わないことが判りました。フィクションは少なくほぼ作家が体験したこと、私小説に近いというのも、嫌悪感の原因かも。妻子に構わず不倫に酒にと遊び歩き、そのくせ次々に子を作るかと思えば、ヒロポン打ちまくったり病気になっても病院に行かずでたらめな売薬服用やら民間療法やら。編者は解説で「デカダン小説」を生み出した作家の苦悶、目指した所を語っていましたが──いやそれでもこいつら許せねえw優れた作品であることと好き嫌いは別、ということにしておきます。

2019/10/12

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