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ハロー・ワールド

ハロー・ワールド

ハロー・ワールド

作家
藤井太洋
出版社
講談社
発売日
2018-10-18
ISBN
9784065133088
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「ハロー・ワールド」のおすすめレビュー

現実か、はたまたSFか? 自動運転車と交通事故に遭遇したとき、人は何を考えるのか

『ハロー・ワールド』(藤井太洋/講談社)

 仮想通貨、ドローン、自動運転――。私たちの周りに次々と現れる新しい技術やサービスは、まずはたいてい社会からの反発を受ける。「AIが仕事を奪う」「仮想通貨は安全ではない」「自動運転で事故が起きたら」…聞こえてくるのは、そんな“不安”の声ばかりである。確かに、新しい技術が社会に溶け込むためには、安全面や法律面でクリアしなくてはならない問題がたくさんある。だが、テクノロジーの力を信じる技術者たちの努力の結晶が、“なんだか得体のしれないモノ”として扱われてしまうのは少々さびしい。

 本作『ハロー・ワールド』(藤井太洋/講談社)は、実在のIT企業や近年のホットワードを登場させながら、現在から極めて近い未来――2019年内、あるいは2020年の世界を描くというSF作品だ。年々存在感を増していくGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)や、仮想通貨、ドローンといった新技術は、私たちの未来をどう変えていくのだろうか。エンジニアでもある著者・藤井太洋氏が見据えるのは、限りなく“予言”に近い、あり得…

2019/1/12

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ハロー・ワールド / 感想・レビュー

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nobby

2019~2020年が舞台とは、まさに今年から来年のこと!極めてすぐにやって来るであろう近未来のIT業界を描く快作。常にiPhone片手に世界を飛び回る様を、GoogleやAmazonといった身近なワード満載で軽快に読ませる。アプリやドローン等の斬新な技術開発が、アメリカ・インドネシア・マレーシアなど各国事情により政局不安やSF展開と違った影響を及ぼすのが面白い!最終話で取り上げる仮想通貨については、正直ほとんど理解出来ていないのが残念だが、追い詰められながらラストでの起死回生な雰囲気を楽しめたので満足♪

2019/01/29

sea&pink(しーぴん)

ITエンジニアの文椎が主人公。「何でも屋」と言いながら、広告停止アプリ、ドローン、仮想通貨などの技術を通して世界規模のトラブルに直面し、そこをクールに、かつ正義感をもって切り抜けていく。先端技術ながら「マストドン」「メガネウラ」等古生物の名を持った物たちにロマンを感じる。舞台はアジアが多く、今まさにアジアはIT急進国であることを実感。昔よくあった宇宙空間のような未来予想図とは違い、一見あまり変わらない外見の世界だが、目に見えない網が張り巡らされ世界中が繋がっている、そういう未来の世界が、今やってきている。

2019/02/25

aquamarine

気づけば時間を忘れて没頭していました。2019年から2020年にかけてのこのIT関連のストーリーは現実と紙一重です。エンジニアの文椎が仲間とともに開発し、提供するのは、広告ブロッカーアプリ、ドローン、仮装通貨システム…。一昔前と違い、システムは瞬時に世界に飛び立ち、思いもかけない使い方をされたり、動きをしたりします。その結果、突然他国のクーデターに関わったりすることさえ、普通に起こるのです。主人公文椎の持つポリシーと強さが安心して読ませてくれますが、世界に発信するということの意味を考えさせられました。

2018/11/23

いたろう

自称「何でも屋」という、ITベンチャーに勤めるIT技術者が主人公の連作短編集。本書に書かれている技術的な内容は、よく分からないことが多いが、2016年から2018年にかけて書かれた小説は、2019〜20年辺りが舞台で、近未来SFというより、現在からすぐに繋がる現実にありうる世界なのだろう。最初の1編のタイトルでもある本書のタイトル、ハロー・ワールド=Hello, worldとは、プログラムで最初に記述してみせるお決まりの文字列だが、ITで瞬時に世界に繋がり、世界を動かす話を集めた本書のタイトルにぴったり。

2019/01/05

ケンケン

(580冊目)ITテック系<開発に関わる分野>の詳細は、無知な為によく分からないが、興味深く読めた(^^♪ スマホアプリ・自動運転車・配達ドローン・空撮ドローン・Twitte・仮想通貨といった世界に浸透しつつあるガジェットが今後の生活・政治・経済に対して、どのように影響していくのか…良い方向での革命の一端を担う事を祈るばかりです。

2018/11/02

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