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本屋の新井

本屋の新井

本屋の新井

作家
新井見枝香
出版社
講談社
発売日
2018-10-04
ISBN
9784065134139
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本屋の新井 / 感想・レビュー

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鉄之助

「芥川・直木賞」よりも売れることがある「新井賞」、と前振り。三省堂書店の”カリスマ店員”新井見枝香さんのエッセイ集。どんな凄ワザ・テクニックの本か、と期待しないでください。一つ一つの項を一呼吸で書き上げたような1冊。読むのも、ひと呼吸でスラスラ進めます。本を売るためのPOP制作の極意が語られるかと思ったら、さにあらず。「本が売れないと嘆く前に」、嘘でもいいから笑え! とは痛快だった。他人や環境のせいにする前に、自らのパッションを上げよう。

2021/10/21

寂しがり屋の狼さん

面白くて一気読みヽ(*´∀`)ノ♪『1銭もでない内職』『美味しくて、現状維持』『終わらない遊園地のようなお店を作ろう』『人間は本のようなものだ』『棚整理が終わったことは一度もない』などなど、感心したり笑ったり。こんな書店員さんと一度お話しをしてみたいです(*≧∀≦*)

2019/05/25

とろとろ

現役の書店員によるエッセイ集。前作が「探してるものはそう遠くはない…」という題名で私生活の身近な話だったのだが、どうにも読みにくい話ばかりだった。今回は出版業界紙の連載をまとめたもので、タイトルもハッキリと「本屋の…」とあり、書店員の目線で書かれている。斜陽となりつつある出版業界の先端である書店には何ができるか、ということと肝心の商品である本の紹介。それと珍しい横組み版。ひとつ感じたのは店内撮影。書店に限らず店内の撮影は一般常識的にダメでしょ。人間だけでなく商品(本)やお店それ自体に肖像権があると思う。

2019/06/27

とん大西

オリジナルティ溢れるユーモアや皮肉。で、もってリズム感抜群の文体。なんだか、さくらももこさんの筆致を彷彿とさせます。本屋の新井さんの等身大の脱力系エッセイ。いやぁ、良かったです。いっきに新井さんのファンになってしまいました。ユルフワな語りの中にさりげなく(?)混ぜ込む矜持も不器用なあざとさと軽い小粋が同居しているようでいい。とりわけ、お客さんとの向き合い方を綴った『ペットボトル版「伊坂幸太郎」を売るなんて、つまんないだろ』のエピソードはセンスを感じます。本好き、お客さん好きだからこそ書ける文章かも。

2020/09/14

岡部敬史/おかべたかし

小売店の店員を意識した書店員の日常は、新井さんと話しているようで読んでて楽しかった。。装丁もよく人気に納得。こんな書店員さんとリアルでも話をしたいと思った次第。書店でハッピーアワーなどの交流会とかどうだろう。これから小売店に必要なのは消費者との交流なのではないかなー

2019/06/05

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