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コンテクスト・オブ・ザ・デッド (講談社文庫)

コンテクスト・オブ・ザ・デッド (講談社文庫)

コンテクスト・オブ・ザ・デッド (講談社文庫)

作家
羽田圭介
出版社
講談社
発売日
2018-11-15
ISBN
9784065134351
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あらすじ

編集者須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め…。デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカー新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生青崎希。この世界で生き残るのは誰か?

コンテクスト・オブ・ザ・デッド (講談社文庫) / 感想・レビュー

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おかむー

ゾンビというエンタメを纏った文学なのか、文学業界と忖度社会を風刺したゾンビ小説なのか、訴えてくるものは理解できるが答えを出しづらいという意味ではモヤモヤが残る。『よくできました』。ゾンビが実在し始めた社会で文学業界に携わるひとびとの群像劇という関連性のわかりづらい前半は先が読めずページが進みづらいが、タイトルが意味を持つ後半では楽しめる。とはいえ今現在の社会で氾濫する情報に流されず“あたりまえ”を無視して生きられる人間がどれほどいることか。自己啓発本に倣うかや独自の生き方を検索するのが関の山ではないのか。

2018/12/09

TSUBASA

渋谷のど真ん中に現れた若者のゾンビから始まるパンデミック。売れなくなった作家、自分勝手な区民を相手にする役所の職員、我を通していじめを受けている女子高生たちが、ゾンビたちから逃れようとする。ゾンビ小説の体をした風刺小説。言ってしまえばゾンビは文脈に支配された人々。声のでかい人に流されればゾンビになる。仲間はずれを恐れればゾンビになる。思考停止した人は皆ゾンビ。事実今の社会もゾンビが蔓延しているのかもしれない。でも実際のところの自分の意思とかオリジナリティって?あなたは、私は、ちゃんと生きているのだろうか?

2018/12/04

かば

作中でボコボコに貶し倒される数多の登場人物たちは恐らく作者の嫌いな奴らをそっくりそのまま投影させた存在なのであろう。ゾンビパニックというフィクショナルな文脈の中で現実の鬱憤を爽快に晴らそうとする作者の気概に感服。虚構は現実への反抗手段であると改めて実感する。

2018/11/28

伊織

や、やばい…。ゾンビに釣られて読んだらこちらがゾンビになりそうだった(いろんな意味で)。ゾンビにそんな事を求めていない!っと私は声を大にして言いたいくらい混沌とした世界観。言いたいことはわかるんだけども…。ゾンビはゾンビでエンタメして欲しいのです(泣)

2018/12/10

言言

自論ですが、ゾンビを嫌いな男性はいないと思うのです。映画のタイトルでオブザデッドが入っていたら間違いなく観てしまうし、この小説も書店で並んでいるのを見て迷わず購入しました。ただ、これはゾンビ物というよりは、ゾンビを隠れ蓑に出版業界を強烈に皮肉ったエンタメ小説で、これから先羽田さんの担当に就こうと思う勇気ある編集者は居るのでしょうか。隅から隅まで見られ、もし次の作品で面白可笑しく書かれてしまったらと思うと、僕なら間違いなく辞退します笑

2019/03/04

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