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語りかける身体 看護ケアの現象学 (講談社学術文庫)

語りかける身体 看護ケアの現象学 (講談社学術文庫)

語りかける身体 看護ケアの現象学 (講談社学術文庫)

作家
西村ユミ
鷲田清一
出版社
講談社
発売日
2018-10-12
ISBN
9784065135303
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語りかける身体 看護ケアの現象学 (講談社学術文庫) / 感想・レビュー

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ネムル

ここで描かれているのは植物状態の人間の看護だが、現象学的な志向性と時間軸は他者との向かい方に対して、色々と応用が出来そう。鷲田清一の著作など色々読み返したくなった。

2019/04/17

shikashika555

打ちのめされながら読んだ。 かつて私は人をこんなに丁寧に見たことはあっただろうか。私のやってきた事とは、やっつけ仕事に過ぎなかったのか。 私自身 対人関係に課題を抱える人間であるから、模範的に開かれた交流というのは無理にしても、それなりに誠実に向き合う努力をし、勉強し、工夫をして人と関わってきた。でも本書で述べられている「関わり」とは そんなものとは数次元の隔たりがあるのだ。 人間 というものに向かう時の根本的な立ち位置や視座が全く違うのだ。

2019/01/12

JunTHR

『看護師たちの現象学 協働実践の現場から』も素晴らしかった西村ユミの代表作ということで読む。「植物状態」患者と看護師との関係の、想像もつかない在り方にとにかく驚いてしまった。 脳波計では感知できず、映像記録や第三者が観察しようとすると現れないために実証は出来ないが、看護師たちはほぼ確信している「患者の反応」というのはまんま幽霊現象や超能力と同じ在り方である。(注 だからといって、有り得ないと言いたいわけではない)

2018/12/18

TOMYTOMY

分かり合えない人間、個人は集団にいるからと言ってそう分かり合えると言えない。 血縁である家族はやはり、共時性を感じる。 看護師しかも植物状態な患者さんを扱う人たちの物語。 涙を誘うような苦しみや、もしくはメルロ=ポンティの現象学を分かりやすく、教えてくれる。 日常にも私たちの振る舞いや動きに関して、応用出来るとともに、人間のメカニズムの複雑さと魅力を感じた。 患者と看護師を通した前意識的な層へのアプローチや、 現象学の根本である記するのではなく、分析説明するためにあるという考え方も興味深い

2018/10/19

mym

鷲田さんのあとがきにある長田弘の言葉の引用。「みえてはいるが誰れもみていないものをみえるようにするのが、詩だ。」これが現象学の定義だと鷲田さんは言うが、わたしはこれが看護だと思い、腑に落ちた。臨床をする上で詩と哲学を交差して深く観察しケアしていきたい。素晴らしかった。

2019/05/21

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