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ジニのパズル (講談社文庫)

ジニのパズル (講談社文庫)

ジニのパズル (講談社文庫)

作家
崔実
出版社
講談社
発売日
2019-03-15
ISBN
9784065147641
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あらすじ

東京、ハワイ、オレゴンと、ジニは学校からたらい回しにされてきた。ホームステイ先で彼女は、五年前の出来事を語りはじめる。在日韓国人として生まれた、朝鮮語がわからないまま、過ごした朝鮮学校での日々。居場所を見つけられず、二つの言語の間で必死に生きるなか、あの日、テポドンが発射される。第59回群像新人文学賞受賞作。第155回芥川賞候補作。

ジニのパズル (講談社文庫) / 感想・レビュー

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佐島楓@勉強中

私はまだまだ知らないことだらけなのだと思う。無知による思い込みからも偏見が生まれる、そのことを忘れずにいたい。人種に限らず差別する側に廻りたくないという気持ちは、ここ数年でいっそう強くなっている。その気持ちを大事にしたい。また、小説としても、ひとと世界との関わりを描く普遍性を持った作品である。力強く叫ばれているメッセージを、読者すべてが正面から受け止める必要がある。

2019/03/22

かば

こんなことを言えばレイシストだのネトウヨだの叩かれるのかもしれないのだが私はこの作品が好きではない。「私は世界で最も不幸な人間です」というアピールの声量が大きくて苦手なのです。もちろん主人公、および作者が辿ってきた運命は壮絶なものであったのであろうが、出自や差別という「特別さ」だけに頼っている感が拭えないのである。

2019/03/25

まんだむ

不条理な世界を生きるジニとともに、駆け抜けるようにして読んだ。短いながらも考えさせられるし、痛々しい。面白かったといえばそうなのだけど、面白かったで済ませてはいけないとも思った。また読み返したい一冊。

2019/03/24

ジョン・リード

文庫にて再読。おそらく著者をモデルにした在日朝鮮人の少女が主人公。著者の想いを文章にするのが追いついていないところもあるような印象も受けるが、とてもエネルギーを感じる小説。朝鮮人だからと日本人から虐げられ、日本語しか話せないからと朝鮮人から虐げられる。理不尽な世の中を正そうとして、結局自分や友人家族を傷付けてしまう姿が痛々しい。間違っているのはこの世界であって主人公の少女ではないのだろうが、この世界は必ずしも正しいことが答えとはならないのが悲しい。

2019/03/23

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