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ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC)

作家
岩明均
出版社
講談社
発売日
2019-07-23
ISBN
9784065156483
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ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

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Die-Go

新キャラ登場で、回想も始まりおいてけぼりかと思いきや、三回ほど読み直してみると、なにこれ面白い!となる。待ったかいがあると言うもの。しかし、これからまた2年待たされるのかー。★★★★☆

2019/07/23

buchipanda3

今回は何だか哲学的な色合いが濃かった。心はどこかにあるか、脳か心臓か。そして怒りと悲しみの表情を露わにする獅子の存在。それはそのまま無感情、無表情のパウサニアスの人物像へ繋がっていく。それにしても獅子の迫力が凄かった。さらに顔に大きな爪痕を付けられながら獅子の事を恐れていない男にも慄いた。オリュンピアスの謀略は、昔からあんなトリックがあったのだなあと。目的を達成するためには太古から人は知恵を絞る。あの二人を繋いでどのような展開で目的を為そうとするのか。早く次巻を読みたい。

2019/07/25

カレイ.シュウ

フィリッポスの暗殺犯のパウサニウスの出生から人となりを描き面白いのだが…暗殺事件で後2~3年かかるかな?その後の大遠征とアレク死後の後継争いまでたどり着くのはウン十年後?生きてる限りは付き合いたいが…。どこまで行けるのか…。

2019/07/24

ぐうぐう

「心の座」では、まさしく心がある場所が問われる。つまり、脳か心臓か。しかし、心のないパウサニアスにとって、その議論はどこにも着地せず、むなしく霧消する。ところが、獅子狩りで出会った獅子のその貌に、パウサニアスは解けぬ謎を見る。世界における初めての引っかかりだ。パウサニアスに何かが芽生える。それは、どこかにある心の在り処を証明するのか。それとも……。歴史を知る者は、パウサニアスのこの先の出来事をすでに承知している。が、歴史は結果という答えがすべてではない。過程という謎こそに意味がある。

2019/07/30

チャーリブ

キンドルで通し読み。ちなみに最初の3巻は無料だった。作者は「寄生獣」シリーズの岩明均氏。2012年の手塚治虫文化賞受賞作。マケドニア王国の秘書官エウメネスの波乱の生涯を描く歴史漫画だが、作者が漫画家になる前から温めていたテーマだというからおそらく彼のライフワークになるのではないか。ストーリーも圧巻の面白さだが、その絵が素晴らしい。特に古代都市。作者特有の残酷さとユーモアが共存する絵柄。「寄生獣」でもおなじみの醒めた視線の登場人物たち。もちろん純愛もある。そろそろ次の12巻が出るはずなので、待ち遠しい。○

2022/05/14

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