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スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

作家
川瀬七緒
出版社
講談社
発売日
2019-07-24
ISBN
9784065165430
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スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官 / 感想・レビュー

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nobby

シリーズ7作目にしてもクオリティ変わらず安心して楽しめるのはスゴいね!久々にウジ大活躍な冒頭からの原因不明パンデミックに驚愕しながらも、独り不思議に対処する赤堀先生を目にして「ああ、これだなぁ」(笑)いつも通り派手な仕掛けやトリックがあるわけでなく、ただ地道に進める捜査いや探索が凡人の思考を越えていくのが心地よい。それがまたムシの導きによるのだから…「いやいや、法医昆虫学ヤバくないっすか?」癖のある今回の相棒 深水の言葉が全てを物語る。総じて、周知な方々・初出の人達ともに人物造形や出逢いが素敵なのもいい。

2019/09/22

パトラッシュ

虫が大嫌いなのに虫に食われる死体の描写満載のシリーズの新刊が出ると読んでしまうのは、赤堀涼子の強烈なキャラに引き込まれるからだ。ハチャメチャな言動と昆虫愛で周囲を引きつらせながら殺人の真相に迫る探偵など世界にもいないから。今回も赤堀が遠慮なく暴走し、相棒の岩楯がヒドイ目に遭うという予定調和ならぬ予定破壊をやってのけるプロセスに、イジメに苦しむ少年の成長物語が加わって面白さが増す。だからこそ続いているのだが、東野さんや宮部さんと違って映像化はムリだろう。虫が蠢くドラマや映画を好んで見たい人がどれだけいるか。

2019/09/12

ひさか

2019年7月講談社刊。書下ろし。シリーズ8作目。今回は、赤堀先生と一緒に行動する鑑識、中学生そして二人の警察官のかけあいが、面白くて、楽しい。

2020/10/15

Makoto Yamamoto

シリーズ7作目。今回ものっけから大量のウジ虫登場。 それに目に見えない刺されると酷いかゆみが止まらない外来の蚊。 虫たちの正確な行動と人間の身勝手さ。 新しい相棒?も登場し、楽しく読ませてもらった。 終盤は前作までと違った展開でハラハラ。 次作が楽しみ。 食事前に読み始めるのは止めたい。

2021/09/01

utinopoti27

絞殺され、腐乱死体となって見つかった独居老人の事件捜査をめぐって、お馴染み法医昆虫学者・赤堀と捜査員たちの活躍を描く、シリーズ第7弾。いきなり司法解剖のエグい描写から始まる今回は、いつもの昆虫談義に、ツバメの習性をうまく取り込んだシナリオとなっている。バランスのとれた巧みなキャラ造形、徐々に犯人を追い詰めてゆく地道な捜査、随所に織り込まれる意外性など、さすがのリーダビリティだ。ただ、本作では事件解決の道筋に、昆虫学からのアプローチがさほど利いていないように思える。プロットの立て方にもう一工夫欲しかった。

2020/12/15

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