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ランド(9) (モーニング KC)

ランド(9) (モーニング KC)

ランド(9) (モーニング KC)

作家
山下和美
出版社
講談社
発売日
2019-09-20
ISBN
9784065171349
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ランド(9) (モーニング KC) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

物語は佳境(なのか?)。 “神の次に偉い存在”になった杏。捨吉との因果に悩み始めるアン。誰かに決められた道を歩くことを拒絶した双子の道はまだ交わらないが、ふたりを取り巻く世界律を引っ掻き混ぜつつ、突き進んで行く。一方“あの世”の山之内父子もまた、世界の律に疑問を抱き、タブーを乗り越えんとする。いよいよ世界が崩れ始めていく。人間は神にはなれない。人間が創ったものは、いつか壊れていく・・・。

2020/10/30

りらこ

アンは、寝込んでしまっている。しかもあの世に育ったためだろう、この世でなり得るはずのない病気。寝付くアンと、希求力を発揮し始める杏。文字の持つ力をについて感動。なるほどこういう展開なのね。先に進もう。

2020/04/05

ぐうぐう

「子どもたちは無垢だ」昨日の『ミステリと言う勿れ』5巻のレビューで「子供は言葉足らずだからこそ、大人にとっては箱に成り得る」と書いた。『ランド』では、大人こそが箱になる様が描かれている。横並びの安心感、共同幻想がもたらせる幸福は、大人がからっぽであった証しだ。対し、子供は無垢だ。「無垢という絶対的な強さ」が、大人の常識に亀裂を生じさせていく。それは、世界の構造自体を揺るがす力となる。

2019/09/22

還暦院erk

全巻集め中。購入即読了。「あの世」と「この世」が綻びつつ大きく動き出した。さあどうなる?ちょっと、山田宗樹『百年法』を連想した。物語の基本コンセプトは違うんだけどね、一点相通じるところがあるんだよ。我が愛する「知命おっさんズ」が余命のあるうちに大空高く翔んでほしいなぁと切に願う。

2019/12/28

阿部義彦

この世の天井のドームに穴があき、杏は子供たちに文字を教えようとする!ここに来て俄に急展開!何かが壊れようとしている。がまだまだ分からない事だらけ歳を取ることにした山之内は家族共々狂言回しの役を引き受けてその真価が次の巻で問われることになるだろう。分からないまま次の展開を待ちます。来年の三月まで待てませーん。グスン。

2019/09/24

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