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わたしの芭蕉

わたしの芭蕉

わたしの芭蕉

作家
加賀乙彦
出版社
講談社
発売日
2020-01-30
ISBN
9784065174319
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わたしの芭蕉 / 感想・レビュー

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Kei.ma

夏の句を、例えば、暑き日を海に入れたり最上川、と詠む。冬の句を、例えば、冬庭や月もいとなるむしの吟、と詠む。芭蕉さんの句に近づくと、夏の暑さにも頭を下げたくなるし、また、冬の寒ささえ綺麗で暖かい気持ちになる。もちろん、月日は百代の過客にして、と始まる奥の細道の文字を一つ一つ目で追うと、欲とか望みすら感じられないほどの研ぎ澄まされた感覚にただただ呆然とするのみであった。そして、芭蕉さんの推敲の過程が明かされているなど、兎にも角にも随所に興味が惹かれて飽きない一冊であった。

2020/08/12

のせなーだ

「春の夜は桜に明てしまひけり」「入かかる日も程々に春のくれ」「此道や行人なしに秋の暮」「一露もこぼさぬ菊の氷かな」300年以上の年月を超えて、共有する心情。

2022/05/05

あきこ

最近少しだけ俳句に興味が沸いている。芭蕉といえば小学生でも知っている。私もずーっと知っていたのだが、知っていただけであった。本書ではまず芭蕉の推敲を辿っていく。なるほど、そうなのか、こういうふうに磨かれていくのかと芭蕉の世界に惹きこまれる。次は花鳥風月、それぞれを読んだ句を並べている。季節や場所、気持ちの表現をどのように織り込んでいったのか、凄い。ひらがな、カタカナ、漢字でも変わってくるのかと驚く。最後は芭蕉の人生観と旅の話である。もっと芭蕉を知りたくなるし、なぜ芭蕉がすごいのか少しわかった気がする。

2022/03/14

でろり~ん

とてもイイ一冊でした。さっぱり分からない俳句っていうのも少なくないんですけど、どーんって来るものもあります。この著者の解釈とは、ちと違っていても、イイなあって思う句は、イイなあってままですけどね。

2022/03/12

okatake

小説家であり、キリシタンである加賀乙彦さんの芭蕉論。 3部構成ですが、特に第1部で芭蕉俳句の推敲課程の解説と加賀氏の詠みがとても興味深いです。 あの芭蕉でも何度も繰り返して推敲を繰り返している。私など一度詠んだらそのまま。では、上達するわけはないと妙に納得しました。 それにしても、加賀さん90になってもここまで芭蕉の俳句や解説書を読み込んで書き下ろしを書かれるなんてすごいです。

2020/03/16

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