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檸檬の棘

檸檬の棘

檸檬の棘

作家
黒木渚
出版社
講談社
発売日
2019-11-07
ISBN
9784065177549
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檸檬の棘 / 感想・レビュー

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papako

いつも利用している電子書籍で無料だったので読んでみた。少女が父親を嫌って家を出て少し成長する。そして父親が死ぬ。なぜそこまで父親を嫌悪するのかが語られていないので、何も入ってこなかった。

2020/04/14

リッツ

タイトルの漢字の美しさに手にした本。家庭を捨てた父に怒りを燃やすことで強くあろうとした主人公。前半は家族と離れて暮らす彼女に干渉する薄汚い狡い人たちの生々しさに思わず呪いの言葉を吐いた。が、もう後半はそれどころではなく、彼女の心を占める父親への思い、張りつめた気持ちが崩壊し凪いでいく迄の孤独が胸いっぱいに流れ込んできた。プロフィールを確かめ私小説と知り納得。歌手とは知らず驚いた。本と同名のアルバムが出たらしい。

2019/12/18

coolgang1957

こげん小説は好かんばい。と博多弁をちょっと真似してみました😅なんかねえ、父娘の話はお父さんとしてはドキドキします。この前に読んだ『不在』もそうで、気持ちがふわふわ😕初読みの黒木渚さんでした。

2020/01/08

ケー

音楽家であり、小説家でもある黒木渚の最新作。久々のライブツアーに行くのでその予習も含めて読了。かなりパーソナルな部分に踏み込んでいて、これを書くのは本人ももの凄い精神力がいっただろうなと感じる。黒木渚の世界観に浸るなら音楽だけでなく、マストで読んでおきたい。アルバム『檸檬の棘』と小説『檸檬の棘』、ツアーでどのように表現されるのか楽しみ。

2020/01/11

にか

この人の言葉のチョイスが好き。比喩表現はとくに好き。宮崎出身だという作者の博多弁は実にリアルで福岡在住の私は自然に感情移入してしまっていた。大学生以降の主人公の栞とはすごく近いものを感じてしまったよ。考えてること、感じてること、発してしまう言葉すべてが。あぁ、そうなんだよなぁ。そうなんだよねぇ。心に響いたので歌手でもある作者の歌もYou Tubeで聴いてみた。こっちも好きになった。

2020/05/06

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