Change!(6) (KCデラックス)
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Change!(6) (KCデラックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
「吉野山・去年(こぞ)の枝(し)折りの道変へて・まだ見ぬかたの花をたづねん(中略)いい歌だろう・未知なるものを尋ねて止まない積極性」。白熱の高校生ラップ選手権予選、拘束と閉塞を謳う金蛇と自由と孤高を謳うK-fisch、蝶へと変わる為に牙を研いできたトインビーと自分のルーツを「言い返す」為に相対するMCしおりんの熱戦の行方を描き、これから、と言うところでの打ち切り終了。タイトル下の英文の意味も明かされ、ヒロインの由来も提示されたけど、まだまだ全然読み足りない。こんなもんじゃないだろう?(以下コメ欄に余談)。
2019/12/20
すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です
もうちょっと、話引っ張ると思いましたが、本巻で完結。高ラで完結とはちょっと残念。しおりんが、プロになるまで続けて欲しかったです。でも、数々の名バトルが観れました。観戦に来ていた女性教師がしおりんのお父さんに宛てた古典の引用「面うち赤めて 涙ぐみてさぶらひけるけしき かぎりなきすきのほども あわれにぞ見えける」に感動しました。でも、ミキティとしおりんは、プロの1DJ、1MCにたどり着いたラストシーンが、二人の夢がかなった感じで良かったです。
2019/12/17
Natsumi
終わっちゃった...結構好きだったんですが。ラップの魅力を漫画で伝えるのは難しいですね。でも、和歌の世界を混ぜたリリックがよかったです。次回作も待ってます。
2020/01/30
けいこ
ラップ大会の途中で完結。もう少し物語の続きを読みたかったです。和歌は言葉からイメージを広げていくけれど、ラップバトルの歌は心の叫びをそのまま歌詞にしたような直接的な歌で、音楽の力を借りて唄い上げている。音楽の力、韻の力が言霊の力を引き上げている。だから心にガツンとくるのでしょう。ラップバトルの存在を知って、良かったです。
2019/12/20
HK
無念の打ち切り完結。物語もこれからというところだったので非常に残念で、編集部に恨み言の一つもいいたい気分である。そうした事情ゆえストーリー的には消化不良と言わざるをえないが、それを差し引いてもこれまで見せてきたMCバトル表現はどれだけ讃えても足りないくらいのすばらしさ。ラップマンガの表現を一段も二段も押し上げた作品に位置づけられるだろう(バンドマンガにおける『TO-Y』のように)。
2019/12/18
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